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連帯共同体featユヴァル・ノア・ハラリ

ユヴァルノアハラリ氏のコロナとの向き合い方

様々な憶測や情報が飛び交う中、不安や混乱を招く前にユヴァルノアハラリ氏のコロナとの向き合い方が大変参考になるので、日本人の立場として要点を書き出したい。

・歴史の変化が加速する時代に突入している
・社会的にも政治的にもそれぞれの国が実験段階の途中である
・民主主義国家であっても、政府が独裁的権力を持つ可能性がある
・民主主義に大切なのは政府が間違いを犯した時に国民は声をあげること。
・ 政府が国民を監視することは、感染を広げないために新しい技術を使うことが有効だが、国民の身体の状態に関するデータを政府が集めて密かに保存保管することは許されない。 また国民自身が自分の健康データをアクセスができるように「透明性」を確保する必要がある。
・政府の決定も国民への透明性を確保する必要がある
・感染症に対する知識を持ち自分自身で動機づけを持つ国民は警察力に頼る国民よりもはるかに有利
(例えば手洗い。各手洗い場所に警官やカメラを設置して手を洗わない者は罰則というやり方より、科学教育を通してウィルスの脅威を知る方が効率が良い)
・荒唐無稽な陰謀論は聞き流し、科学と疫学の研究機関の責任ある情報を信じて行動する。そして政府が独裁的判断をしないか国民が監視することで、勝利は早くに決着する。
・人類はこのパンデミックを乗り切ることができる。私たちは過去にもっと深刻な感染症を生き抜いてきた経験があるから、その点に疑問の余地はない。
・だがもし自国優先のポリシーや独裁者を選び科学を信じず陰謀論を信じるようになったら、結果は歴史的な大惨事となる。
・ 一方でグローバルな連帯、民主的で責任ある行動、科学を信じる道を選択すれば、たとえ苦しむ人が出たとしても 振り返れば人類にとって真実を信頼した時期として位置付けられる。

今日は国際友情デーとスケールのデカい日だったので、私自身スケールのデカいことを書きたくなった。
上記のハラリ氏の言葉の後に、日本の今の現状はどうだろう。別に政治批判するつもりはないが、Gotoキャンペーン、アベノマスクとやはり透明性があるとは言い難い。しかしCocoaアプリについては、個人情報の登録の必要はなく、私が感染した場合「任意」で感染者番号を登録。2週間内、1m以内で15分以上接触した他者に「あなたの周りで感染者が出ましたよ」と知らせることができるといった、私のためにも身近な人たちのためにもなるアプリだと思った。
連帯共同体の一部として、監視を続け、科学を信じて、平和を祈る。(あと身の丈にあった行動を心がける)

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