花びらを「散る」と表現したのは、正解なのか。

ことしも夏が終わった。
終わってしまったという表現のほうが正しいのか?

なんでスポーツは夏にやるのだろうという疑問は、たぶん一生言い続けている気がする。
人って苦しみながら頑張る人を見るのが好きなのは、どうしてなのだろう。

人から応援されるのが昔から好きじゃなかった。
自分が自分のために自分の好きなことをやっているのに、他人に応援されると、あたかも他人のためにやっていると錯覚してしまうからだった。

現代の学校教育における部活動で、「勝つこと」にこだわらない体育会系部活動はあるのでしょうか。ただ純粋に好きなスポーツをする、身体を動かすことを目的に活動している部活動はあるのだろうか。
やっぱり、余暇活動として何かをするのは大人にならないとできないのかもしれない。若い学生のうちは、誰かと何かで競い、上を目指すことが正義であるとされ、それが後の人生の分岐点に当たるときに、評価される時代になっている。


話が逸れた。

わざわざ暑い時期に身体を動かし、苦しみながらも頑張る姿が美徳されていることに疑問は残るが、
ことしも、情熱の夏が終わった人がたくさんいるだろう。

きっと、私が過ごした夏よりも、はるかに充実した日々だった人たちの。


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