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シリーズエッセイ・AIイラストのつれづれ・第三回「創作の山を越えて」

ある日の夜遅く、私はデスクに向かい、新規に購入したパソコンを立ち上げた。

画像生成AIの存在を知ってから1週間目の出来事である。

AIイラストを生成するためのツールを開き、心の中に浮かんだイメージをプロンプトとして入力する。

始めは思い通りの結果が得られず、フラストレーションばかりが溜まっていく。

それでも、手を動かし続けた。

日々の練習を重ねるうちに、少しずつ描画技術やデザインスキルが向上しているのを感じ始めた。

AIが描き出す色彩や形状の細部にこだわりながら、何度も試行錯誤を繰り返す。

新しい技法やスタイルに挑戦することは、まるで初めての山を登るような感覚だ。

一歩一歩、頂上に向かって進むたびに視界がひらけ、見たことのない景色が広がっていく。

ある時、とくに難しい課題に直面した。幻想的な風景をリアルに描き出すという挑戦だ。

何度も失敗し、そのたびに心が折れそうになる。夜遅くまでモニターと向き合い、AIと共に新しいアプローチを模索する。

そして、ついに思い描いていた風景が完成した瞬間、達成感とともに心に安らぎが広がった。

その達成感は、次の創作意欲を高める原動力となった。

まるで山頂から広がる景色を見渡した時のように、次へのステップを踏み出す勇気を与えてくれる。

一つ一つのステップが自信を育み、新しい挑戦への意欲をかき立てる。

AIイラストを通じて得た技術の向上と挑戦の喜びは、私の創作活動において欠かせない要素となった。

さらなる世界を見るために、新たな山を目指してAIと共に創作の旅を続けていくだろう。

その先に広がる未知の世界に心を躍らせながら……

※ ここで使われているイラストは、すべてStable Diffusion XLの「Fooocus」によって作成されています。

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