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1300年続く伊勢神宮の技術承継

(注)その筋の学者ではないため、正確でないかもしれません・・・

今から10年前、伊勢神宮にお参りに行きました。
ちょうどその年は(・・・だから行ったのですが)
「式年遷宮」という20年に一度の社殿を建て替える年でした。

簡単にいうと、神様のお引越しなんですが、

「現・社殿」のお隣に「新・社殿」を作る
②神様のお引越しをする。これまでの「現・社殿」の場所は平らにする
③20年後・・・また①に戻る

この無限ループを、かれこれ1300年繰り返されてきたそうです。

なんで、わざわざ、建て替え続けているのか・・っていうと、
諸説あるらしいのですが、現地で偶然お会いした方からお話伺ったところ、技術承継の機会でもあるということでした。

20年というサイクルは技術承継にちょうど良いそうです。
ベテランが主力になり、若者もベテランの指示を受けながら作る。
20年後、若手がベテランになったときに、若手を従えて作る。
それを繰り返していく・・・

「技術の承継」を仕組に組み込み「建て替える」ことで「永続性」を保つ

この話を聞いたときは、ちょっと鳥肌たちつつ、「え、すご!」と、感嘆しました。

企業が持続的に成長・発展していくうえでも、参考にできそうだなと思いました。創業期に創業経営陣が事業を作り、リードし、よきタイミングで次世代に引き継ぎながら、次世代が中心となって会社の未来を考え、創っていく・・・

事業を続けていると、その節目を見出しづらいですが、「創業●●周年」「設立●●周年」を節目としてうまく活かせるといいのかもしれません。


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