軽い気持ちで「アイドルマスターミリオンライブ!」に触れたら頭まで沼に浸かって全身ミリオン人間になった件
ミリシタを始めて1年が経った。MOIW2023の前日、浅草橋のビジホでインストールしたのを今もはっきり覚えている。
少し前にミリオンライブの楽曲がサブスク解禁され、ドライブのお供によく聞いていたが、これ以上追いかけるコンテンツを増やして良いのか? と二の足を踏んでいた。なのでインストールしたその日はチュートリアルで終了した記憶がある。
MOIWから帰って少しずつ触り始めた。10周年記念イヤーなのか~とか、今年アニメ放送なのか~とか、軽い気持ちで少しずつ知っていった。「Crossing!」はまだ知って間もない私にもグッと来る物があった。
MOIWの次の週末、友人と酒を飲みながらかっしーの振り返り配信のアーカイブを見ていた。春から東京に転勤、SSAならすぐに行けるな。ちょうどアソビ会員先行だし、当たったらラッキーくらいの気持ちでチケットを申し込んだ。見事に両日ご用意された。
これは、1年足らずでもう戻れないところまで沼に沈んでしまった、新人ミリオンPの雑な感想、もしくは回顧録である。ところどころ未履修なのはご容赦いただきたい。愛はあるのでド根性で文章を書いている。そもそも、10年分のコンテンツを1年で消費し切るなんてことは現実的ではないんです。
何かのコンテンツを好きになるとき、私はいつの間にか好きになることが多い。勿論ミリオンもそうだった気がする……が、明確に「え、好き……」となった瞬間を覚えている。
MILLION LIVE! 10th LIVE TOUR Act-1 H@PPY 4 YOU! DAY1の1曲目、「Thank You!」である。あれのステージ演出、よくない?
ステージのてっぺんには「765PRO LIVE THE@TER」の文字が掲げられ、背景には黄金に輝く「Thank You!」。シンプルながら、しっかり完成された「劇場」の世界観に撃ち抜かれた。もっと評価されるべき。俺はずっと言うぞ。あれめっちゃ好き。
Act-1はとにかく新鮮で、とにかく楽しかった。これをきっかけに好きになった曲も数しれない。余談だが、私はエミリー担当なので、君だけの欠片で正座エミリーを目撃したときは死んでしまった。あと「Eternal Harmony」が一番好きな曲なのだが、いきなり現地で浴びることができるとは思っていなかった、コールができずに死んだ。異次元フェスでは割りとコールできた気がするが、ありがたいことにアリーナ前方だったので、海外ラブライバーさんが多く孤軍奮闘状態だった。覚えて帰っていてくれたら僥倖である。
この後に手を出したのがゲッサンミリオンだった。一気に読破して、ベショベショに泣いた。
「アイル」がコミック初出なのを知らなかったので、劇中歌で登場したときすごく驚いた。コミックを読んで聞き直したらぜんぜん違う味がした。Act-1の映像を早く見せてくれ。3rdで浴びたプロデューサーさんは生きてたんですか?
Blooming Cloverも良すぎて一気に読んだ。ベッショベショに泣いた。どこを切り取っても好きなシーンしかないけど、8巻の朋花が特に好きかもしれない。8巻のエミリーも好き。
コミュやドラマCD、アニメとは違う大きな流れの中で、違った角度からアイドルの姿を追えるのがコミックの素敵なところだと感じている(どのコミカライズも素晴らしいので)。BCはその中でもその印象が強く、他のメディアとは一線を画した、強い感情の描写が心に残る。
読んだのがつい最近で、15巻を読み終わってから連載が終了していることを知った。7月まで生殺しです。助けて。
ありがたいことに、7月開催のMRライブ、「765 MILLIONSTARS LIVE 2023 Dreamin' Groove」千秋楽公園のチケットがご用意された。結論として、行って本当に良かった。
いつもとは一風変わったライブ体験は現実離れしていて、とにかく楽しかった。間違いなくあそこでしか摂取できない栄養がある。
その中でも際立っているのが七尾百合子だ。どんくさいのである。
もたもたしている百合子は、とにかく可愛かった。明らかにちょっと遅れているし、動きもぎこちなく、とにかく可愛かった。気がする。ライブでもゲームでも摂取できないのでは? 思い出したら欠乏してきた。早く円盤をください。幻覚じゃないことを確かめたいんです。
エミひなの「アマテラス」の存在を知ったのもこのときである。どこを探しても売っていない。誰か救ってくれ。どうして……。
ミリアニはめちゃくちゃ見た。ミリラジで聞いた「Rat-A-Tat!!!」が良すぎたので期待しかなかったが、まさか自分が何回も映画館に足を運ぶことになるとは思わなかった。毎週欠かさず見に行ったし、何なら非Pだった友人も巻き込んで全3幕を見に行った。第3幕は更に2回見に行ったし、オールナイト上映も現地で参加できた。綿田コール楽しかった……。
しずしほが好きなので、随所に感じられて良かった。自分以外に言っている人を見ないけど、5話の翼の「キラキラのちょうちょ、早くなりたいな」というセリフがめちゃくちゃ好き。
Act-2の現地を見送ったことを後悔したので、その日のうちにAct-3のチケットを申し込んだ。第3幕で11話を見て、その時の自分をめちゃくちゃ褒めた。
最近になって、ドラマCDを聞くようになった。「劇中劇がすごい」というのは身近な先輩Pから聞き及んでいたが、想像以上だった。
最初に聞いたのは「誰ソ彼ノ淵」だった。夜中に聞いたので、しばらく震えていた。クルリウタシチュー皿の存在は知ってたけど、あれダメだろ……。ガチ悲鳴、アイドルちゃんがやっていると思うとグッと来るものがある。「誰ソ彼ノ淵」はちょっとガチすぎるけど。「エンダー/ゲーム」で星梨花が鞠音様をやっていると思うとドキドキする。パパ憤死案件。
ちなみに前述の先輩Pからおすすめされていたのは「Melty Fantasia」だった。こちらも素晴らしかった。ミリアニといい、優しい声の千早に弱い。あとAct-2の現地を見送ったことを後悔した。
ドラマCDはまだ聞けていないものも多いので、中々開拓しがいがあると思いつつ、腰を据えて聞きたい気持ちが強いのでなかなか手が出にくい(同じ理由でコミュも積読している)。これから辿っていく中でじっくり聞いていきたい。
昔からアウトプットが絶望的に下手なので、自分が思っている感想よりも文量が少ない気がする。それでも一般的な原稿用紙数枚分にはなるのに、この稚拙な文章をここまで読んでくださりありがとうございます。
この一年間、すごく楽しかった。最初は軽い気持ちでお祭りに参加しているようなものだったが、いつの間にか盛り上げる一員になっていたような気がする。
あまりコミュニティに参加したり人脈を広げたりするのが得意ではないので、にぎやかなのを遠巻きから見ることが多い。それでも、一緒に盛り上がって、巻き込んでくれたように思えるのは先人たちの懐の広さだろうか。Act-1でもそれを感じていた。初めてのミリオン現地だったのに、全然それを感じない温かさがあった。
先人たち、ありがとう。これまでの10年があったからミリオンに出会えました。そしてこうなりました。Kアリーナでお会いしましょう。
最後に細い静香を置いていきます。
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