ESGは必修科目になる

昨今、「ESG」という言葉がよく聞かれるようになってきたと感じている。
そこで今回は私なりに、調べたことを基に経営とESGはどのようになっていくかを考察したので、書いてみた。

上場企業だからこそできること

環境・社会・ガバナンスを意識し、経営活動に浸透させ、広く世の中に貢献する。これを実践し、かつ世間に大きく貢献できる、という点で見ると、やはり公器として上場企業が果たす役割は大きい。

利と理の統合

ESG経営において、まず素人の私でも思いつくのが、「経済合理性の追求」と「ESG(環境・社会・ガバナンス)」の共存をどのように実現するか、という論点である。

ここの領域を限りなく等しくするには、そもそもの本業の事業領域がESGに関連している、というのが容易に考えつく。
つまり、本業のビジネスを拡大・成長させることが社会貢献に直結するということである。
本業外でリソースを割いて寄付をしたり、ボランティア活動を社員が行う、スポンサーとして旗を振る、という取り組みも素晴らしいと思うが、経営戦略面に融合しているとは言い難いと個人的に感じるところだ。

脱デフレ型成長モデル

花王の澤田社長の記事を読んで、なるほどと思ったので、個人的見解を交えつつ紹介する。

上場企業はおそらくほとんどが2000年代を経ていることと思われる。その多くの会社の経営スタイルには、知らず知らずに、借金をしない、利益体質の組織をつくる、地に足をつける、というような考えが根付いているのでは、と私はふと思い当たった。

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