これからの経営管理と大橋の小意見

オロには経営企画室および経営企画職ポジションというものは存在しない。
実際のところは、『いわゆるその領域で手を動かす担当』として私が仕事をいただき任せてもらっている。
最近は「優秀」「頭が良い」「活躍」などの定義を自分なりに捉えなおす必要と思考の機会に恵まれている。

同じようなところで、今の私のやっていることがどういうことなのかも正しく捉えておくべきであると考えた。

この度、自称「経営企画」としていた私の職種も少し修正したい。
つまり、「企画」はしていません。「経営管理」寄りの仕事しているだけです。

何が言いたいかというと、全く付加価値出せているとは言えない状態です。
非常に自己評価したので、また明日から頑張ります。

さてタイトルに戻ります。

技術トレンドから見る経営管理

ビッグデータ解析やアナリティクスなどの技術が発達してきているため、財務経理部門はデータを経営判断に資する「情報」に変える働きを常に求められるようになっている。

これは現場の私も非常に感じる次第である。また、そうありたいとも思う毎日である。

そもそも「アナリティクス」とは、無数の生データを解析することでそこからある結論を導き出すというもので、情報システムがその生データの受け皿となる。

オロは自社開発ソフトのZACを基幹業務システムとして当然ながら利用しているため、私はZACにある情報資産(生データ)をアウトプットして資料作成及び分析を行っている。

ちなみにこの生データである情報資産は、日々の営業活動における全社員の入力の賜物であることを強調し、感謝の意を記しておきたい。

ポートフォリオマネジメントと投資判断

データを「情報」として活用して何をしたいかというと分析や集計という次の作業が思い浮かぶが、目的は戦略的意思決定を行えるような定量的情報の提供である。

これは私の視点からの意見に過ぎないが、統合型システムを導入すると、事業部門はリアルタイムな数字による意思決定を行えるようになる。
つまりP/Lの数字を把握できるようになっていく。社員にも原価意識が根付き、計数管理なども仕組みとして進んでいく。

事業部門にて自主自立的な経営を促す仕組みがシステムという型として準備されていく。

ただ、ここで問題が発生する。

それはずばり、財務経理部門が投資意思決定のプロセスに関与しにくくなる(事業側で決めれるので機能的に不要になる方向になる)、ということである。

CFOを筆頭に財務経理部門や経営企画部門は次年度以降の投資配分や意思決定のプロセスに関与し、付加価値を発揮したいのである。それが難しいと、財務経理部門の仕事はますます正確性と迅速性が求められ、かつ定期的に発生するという意味で画一的な業務となっていく懸念がある。

もちろん、会社の成長やフェーズの進行で新たなコーポレートアクションが生まれるので、やることはどんどん生まれてくるので、つまらないわけではない。

どうすれば「ビジネスパートナー」になり、居続けられるのか?

書籍などでは、『「攻め」の役割が大事だ、ウォー!』みたいなことがよく言われている。

正直、私も管理部門に移り、現場を体感してみると、『きれいごと』にも思える。

しかし、それでも私は理想のCFO像を追求したい。

ファイナンスの知識・能力を武器に、会社全体あるいは事業の将来像を洞察し、事業組織や機能組織の戦略立案や意思決定の一翼を担う役割

数値を押さえるだけでなく、さらに事業経営の中に入り込むことで、事業サイドが気付かない視点を与える

そんな役割を果たして付加価値を出したい。一緒に会社と成長したい。

そういった理想像に妥協しないで私は勉強して頭の部分を補いつつ会社の成長の倍速で力をつける。

そういう意味では、現在の職場環境は非常に刺激的である。

①上場後間もないため、前例のないコーポレートアクションが発生し、今後仕組みの整備は必須である。
②経営陣は社員の自己実現に力を貸してくれる。
③経営管理に必須の情報システムを自社で開発・販売している。最新トレンドに触れられる。
④私は事業部門にいたので、実際に会社のビジネスのプロセスを知っている。
⑤もう一つの事業部に所属したことはないため、ある意味、コミュニケーションや社員との協働という泥臭さも鍛えられる。
⑥まだまだ忙しい管理部門全体を良くしていくというミッションもある。

「なぜ儲かったのか」「なぜ損を出したのか」という理由、「どのような戦略のもとでこのような実績となったのか」ということに答えられる人財でありたい。今のままでは不十分なことに間違いない。

まとめ

ほとんどが私の考えていることや想いの吐露に近くなってしまった。
しかし、この「CFO」や「経営管理」、「グローバル」などといったワードに付随する業務は非常に面白くて仕方がないためお許しいただきたい。

世界で勝負できる、そんな高成長を続ける企業において理想の組織を常に考える、そんな仕事をしたい。

『今日のベストは明日のベストではない』

矛盾にも近い、変化の激しい環境でどう生き延びるか。

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