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読書記録・ChatGPTは質問・指示が9割いちばんやさしいchatGPTの使い方入門

こんばんわ。本日も読書記録をしていきます。

2023年に入ってから、TVやメディアで連日ChatGPTの話題が取り上げられていますね。
ただ勉強したいが何から勉強をすれば良いか悩んでいた時、とても面白い書籍に出会いました。

それが「ChatGPTは質問・指示が9割を占めます。」とても分かりやすく読みやすかったです。

本書の結論は、ChatGPTを先生として何かを聞くのではなく、優秀な部下としてビジネスやプライベートで活用すると言っています。

ただポテンシャルの高い部下だけど、まだまだ新人部下です。的確な指示を行い、最終確認を行ってこそ、力を発揮するということ。

【キーポイント】
ChatGPTの基礎知識
ChatGPTをうまく使うための活用法
ChatGPTの力を最大限に引き出すポイント

【ChatGPTの基礎知識】

そもそもchatGPTって何なのかは?


ChatGPTは2022年11月にOpenAIが公開した、対話式の高精度なAIchatです。

従来のAIと違って、chatGPTはその一歩先を行く生成AI。

人間同士で対話をしているような自然な受け答えができるようになったのです。ChatGPTの得意な事は、

  • 自然な質疑応答人間に近い文章作成多言語間

  • 構成

  • 要約文章の添削

  • 校正

  • 要約アイデアの提案

ChatGPTは大規模場データの学習により、人間に近い自然な会話や言語で文章を作成することができます。

  • ChatGPT苦手な事は

  • 正確な情報最新の情報

  • ローカルな情報

  • 出所が明確な情報長い文章

基本的に2021年9月までの事前に学習済みのデータをもとに答えるため、

最新の情報屋ローカルな情報を訪ねた場合も、確率的に続く可能性が
高い言葉で回答します。

【ChatGPTをうまく使うための活用法】

ChatGPTの活用法について。

まず、自分の部下として考えることが重要です。

先生として使うのはオススメされていません。

ChatGPTは優秀な部下や秘書として扱うべきであり、それを利用する方法は利用者次第です。

進化途中の技術であり、完璧ではないが、多くの知識と視点を持っています。

このような視点から、7つの活用術が提案されていますが、
ここではその中から2つを紹介します。

段階を踏んで指示をする

朝礼や宴会の席などでスピーチをする機会がよくあると思います。

その際に ChatGPT に作成してもらう時のコツは直ちに
「スピーチ原稿を作って」と指示をしないことです。

まずはアイデアを出し、指示し、その手順に従って原稿作成のドラフト案を作ることです。

指示:朝礼で話す1分間スピーチのネタを上げて。

  • 職場でのコミュニケーションの改善についての提案

  • モチベーションアップにつながる言葉やエピソードの共有
    ※2つのアイデアが出たとします。

指示:それぞれの内容の具体例を3つずつリストアップして

職場でのコミュニケーションの改善についての提案

  1. 昨日の会議でえた知見や感じたことの共有

  2. 昨日のタスクでミスをした際の反省

  3. 環境問題について自分の考えや行動


モチベーションアップにつながる言葉やエピソードの共有

  1. 成功するために必要なマインドセットについての共有

  2. モチベーションを高めるための自分なりの方法についての共有

  3. 昔の自分と今の自分を比較し、成長を実感できた出来事についての共有

指示:それぞれの内容をそれぞれ1分間スピーチの原稿を書いて
とするといくつか例文を書いてくれます。

どこを校正したか教えてくれる

文章作成の機械は意外とたくさんあります。

その中で、わかりやすく、伝わりやすく、正しい文章を作成することがますます重要になってきます。

そして ChatGPT は校正を得意としており、心強い助けとなるでしょう。

そして何よりもどこをどんな視点で修正したかを教えてくれます。

【ChatGPTの力を最大限に引き出すポイント】

ChatGPTを使いこなすためにはプロンプトを知ることが重要です。

プロンプトは望む結果を得るための指示になります。

ChatGPTに【何々について教えて】など入力した言葉、これがプロンプトとなります。

この本では ChatGPT の特徴を踏まえた上で、精度の高い文章を引き出すために意識することをお伝えします。

役割や条件などを与える


プロンプト(指示文)は「○○について教えて」と聞く方法など、

選択肢が無限にあるようなプロンプト(指示文)では期待する正確な回答が得られない。

なので指示文には具体的な情報を与えることが重要になる。

例として「ダイエット教えて」はよくないです。
もう少し細かく質問をしていくとこのような形のテンプレートになります。

【質問文】オススメのダイエット教えて
【役割】あなたは10㎏のダイエットに成功した50代女性
【背景】コロナで在宅が増えた
【ターゲット】40~50代女性
【条件】無理のないダイエット・肩こり・腰痛
【目的】1か月後の女子会
【キーワード】らくらく 健康的 わかみえ
【ポイント】大人女性向け
【文体】友達に話しかけるように
【出力フォーマット】500文字の文章+箇条書き

例を示し、手順を教える


ChatGPTを導くことが重要です。テンプレートを使用してもこちら望む精度の応答が得られない時、試してほしいの手順と例示です。

プロンプトの中で、「例をいくつ提示する」「答えを導く手順を教える」ことを意識する。

ChatGPTは対話を重ね精度を上げていくこと


1回で満足いく応答を得るというよりは、ヒアリングをするように対話を重ねて、許容できるレベルまでもっていくことが正しい使用方法です。

新人さんに多くの仕事を初めて頼むとき全部説明して「はいやってみようか」と言っても無理があります。

そういう時は、1つずつ説明しながら最後までやり遂げることができる。

英語に翻訳する


翻訳ツールを使わず完結させる方法
ChatGPTは圧倒的に多くの情報を英語で学習しているため、英語で質問をして英語で回答させる方が応答の精度は高いという事実です。

ただ英語ができない場合であっても、翻訳サービスを使わず ChatGPT 内で完結させる方法があります。

それが以下の3行のプロンプト(指示)を加えるだけです。
【質問文を英語に翻訳して】
【英語で回答して】
【その回答を日本語に翻訳して】


【他のAIについて】
 
BingAI
BingはMicrosoftの検索エンジンです。2023年3月にはBingのアクティブユーザー数が1億を突破したことが明らかになりました。BingAIは無料で利用でき、すでにGPT-4の初期バージョンに対応していることが公表されています。
 
perplexityAI(パープレキシティ)
特徴として、アカウント登録が不要でログインなしで利用できることが挙げられます。特に注目すべきは、出典や引用を明記する機能がある点です。
 
ChatGPTと比較すると、文章生成機能や日本語の利用に関して未熟であるという点が挙げられます。

本日もありがとうございます。

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