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6月30日。 高宮行男「予備校教師は5者を兼ねなければならない。学者、医者、役者、芸者、そして易者だ」

高宮 行男(たかみや ゆきお、1917年1月26日 - 2009年6月30日)は北海道出身の実業家で予備校経営者。学校法人高宮学園代々木ゼミナール理事長を務めた。

代々木ゼミナールは「生徒の駿台・机の河合・講師の代ゼミ」と言われるほど、「講師第一主義」の方針を貫いた。現在のタレント講師のはしりだ。

高宮の言う5者とは、学問を教える立場の「学者」。鬱屈した浪人生の心を支え、癒す「医者」。教室を舞台に見立て、教師役を演じる「役者」。艶やかな衣装や芸で魅せ、生徒の羨望の的となる「芸者」。そして志望校に導くアドバイスや“読み“ができる「易者」である。教育者に求められる理想の資質を見事に言い当てている。


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