6月22日。高田 好胤 「かたよらない こだわらない とらわれない心」

高田 好胤(たかだ こういん、1924年(大正13年)3月30日 - 1998年(平成10年)6月22日)は、法相宗の僧。本名は高田好一。写経勧進というユニークな方法で荒廃していた金堂、西塔、中門、回廊などの再建を実現、再建は法隆寺の宮大工としてその名を知られた西岡常一が手がけた。ユーモアあふれる法話は人気が高く、「心―いかに生きたらいいか」「道 本当の幸福とは何であるか」など著書も多い。6月22日、寂す。

「親が苦労して、子供を楽にさせてやりたいとすると、子供はのちのち無慈悲に堕ちていく。親は苦労し、子は楽をし、孫は乞食する」

「自利はトレーニング(修練)、利他はサービス(奉仕)。すなわち、トレーニングによって身につけたものを世のため人のためサービスすることを菩薩道ということ」

「人々の心の中に『見上げる心』をはぐくみ、精神を昂揚するために必要な高さが『塔の高さ』であり、精神的に必要な大きさが『お堂の大きさ』」

高田後胤のわかりやすい説法は子供の頃に記憶がある。「かたよらない、こだわらない、とらわれない」とは、色々な解釈はあるだろうが、今の私には、リーダーの心すべきことのように聞こえる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?