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「名言との対話」8月5日。島崎保彦「日本のアイドルは、ガキがのさばってる。まるで学芸会」

島崎 保彦(しまざき・やすひこ)1933年8月5日〜2019年4月23日)は広告マン、イベントプロデューサー。

東京生まれ、鹿児島育ち。学習院大学経済学部卒。産経新聞、東京放送勤務を経て、1969年にシマ・クリエイティブハウス、1980年にトッシュ・プロダクション設立し、広告やイベントを多く手がけた、一匹御狼的な存在だった。代表的な仕事を以下にあげる。

広告分野。ハナマルキの「おかあさん」CFシリーズ、マルタイラーメン「お月さん」CFシリーズ、伊藤園「おーいお茶」CFシリーズ、毎日新聞「We Love the Mainichi」新聞企画。
プロデュース分野。サンスター「スーパーカーショー」プロデュース、堀江謙一「北極点冒険大帆走」イベントプロデュース、カネボウ化粧品「Welcome, Mrs.Thatcher!」新聞企画、社会党飛鳥田一雄をはじめ選挙キャンペーン演出、2002年ダンヒル カップ「相模湾オープンヨットレース」プロデュースなど。
数々の企画演出制作により、朝日広告賞、毎日新聞広告賞を受賞。東京コピーライターズクラブ新人賞その他受賞多数。

活動の幅も広く、様々な会に顔を出している。日本ペンクラブ会員、日本エッセイストクラブ会員、東京コピーライターズクラブ会員、日本野鳥の会会員、東京南ロータリークラブ会員など。

80歳すぎに出版した『さるすべりの花のようにーーーまだやってるの』(K&Kプレス)を読んだ。初夏から真夏にかけて、ゆっくり咲いていくさるすべりの花のようにありたいと考えてつけたタイトルである。本業は商業文作成のコピーライター。週末は三浦半島の油壺のヨットの中で過ごす。ロータリークラブの会員歴は25年。「たかがDJ、されどDJ」のDJで、かけた曲は1万曲以上。60歳から始めたパソコン。日本野鳥の会の活動も長く、柳生博会長のメッセージがオビに載っている。前立腺癌を放射線治療で克服した話題、目が不自由になった話、、。日常の生活がよくわかった。

ラジオ番組「オトナのJazzTime」のDJもつとめていた。毎週土曜 23:00からの番組で、30年にもわたるラジオ日本の長寿番組だった。あるファンの記述を見つけた、

「島崎さんがアシスタントの紗理さんにアカペラでジャズ・ナンバーを歌わせたり、孫にあたるような世代の彼女を大切に育てている様子もうかがえました。最近では、私は、わざわざカセット・テープに録音して、何度も聞き返すのが楽しみになっていました。一度カセットに録ると、これがまたヴィンテージなジャズが良く寝かせたワインのように芳醇な感じに聞こえるのです。古い音楽には、古いメディアでの再生がしっくりとくるのでした。それらカセット・テープは、今や私にとって「お宝」です。これからも大切に聞いて行きたいと思います」。

豪放で口が悪いが、繊細なロマンチストでもあったようだ。冒頭に紹介した「最近の芸能界」についての発言には賛同する人も多いのではないか。

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