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「名言との対話」7月14日。堀場雅夫「出る杭は打たれるが、出すぎた杭は誰も打てない。出ない杭、出ようとしない杭は、居心地はよいが、そのうちに腐る」

堀場 雅夫(ほりば まさお、1924年大正13年〉12月1日[2] - 2015年平成27年〉7月14日)は、日本実業家株式会社堀場製作所創業者。享年90。

京都出身。京都帝大理学部物理学科に入学。在学中、指導教授が原子力開発も中心にいたことから、実験施設が解体されてしまった。自前の施設をつくろうと、堀場無線研究所を創業した。卒業後に分析・計測機器メーカー 堀場製作所を設立し、世界トップシェア製品を抱えるメーカーへと育てた。学生ベンチャーの草分け的存在とされ、ベンチャー企業の育成に積極的にかかわった。

1975年、京都経済同友会代表幹事。1978年に53歳で社長を退任し会長。

堀場雅夫は、ビジネス本で名言を発し、多くの人に勇気を与えている。

  • 「組織を変え、マンネリが出てきたらまた変える。縦割りから横割りへ、横から縦へという具合に繰り返せば、職場が沈滞するようなことはない」

  • 「知らないことがあったら、すぐに調べるということを続けてください」

  • 「指示されたことにプラスアルファの付加価値をつけて成果を上げる。このプラスアルファに上司は期待し、プラスアルファの大きい社員が仕事のできる社員なのである」

  • 「引き受けた以上はしゃあない、やったろうやないか」

堀場雅夫は「出る杭は打たれるが、出すぎた杭は誰も打てない。、、」と喝破する。この言葉は有名になった。同じようなことを語る人はさまざまの分野にいる。科学者の平賀源内「良薬は口に苦く、出る杭は打たれる習ひ」。傾斜の佐治敬三「出る杭はのばす」。空手の大山倍達「出る杭は打たれるものさ。それが嫌なら何もしないことだ 」。のーべる化学賞の根岸英一「出る杭をのばせ」、、、、、。

著書でも多くのビジネスマンに影響を与えた堀場には、仕事に関する名言が多い。その中でも冒頭の言葉は好きだ。打たれつづけている杭は、いずれ出すぎた杭になっていく。

また、「つまらない瞬間を積み重ねても、つまらない人生しか送れません」という箴言にも感銘を受ける。今という一瞬を充実させることが、人生を輝かせることなのだ。

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