1月27日。モーツアルト「私は生涯で一度も、独創的なメロディーを作ったことがない。」

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756年1月27日 - 1791年12月5日)はオーストリアの音楽家である。古典派音楽の代表であり、ハイドン、ベートーヴェンと並んでウィーン古典派三大巨匠の一人である。

三枝成彰が「ベートーベンは革命児。「音楽は芸術だ」と主張した。このことで功罪はあるが音楽の地位が高くなった。必ず正門から入った。14歳上のモーツアルトはベートーベンと違い技術者だった。使用人として裏口から入った。」と語っているのを聴いたこともある。同時代を生きたモーツアルトとベートーベンの関係は興味深い。

「この男(ベートーベン)に注意したまえ!彼は将来、ウィーンを騒がせるすばらしい音楽家になるだろう」とモーツアルトは語った。一方、ベートーベンは「 ヘンデルとバッハとグルッグとモーツアルトとハイドンの肖像を私は自分の部屋に置いている。それらは私の忍耐力を強めてくれる。」と語っている。天才は天才を知るのである。

「音楽は、決して不快感を与えてはなりません。楽しみを与える、つまり常に『音楽』でなくてはなりません」

「多くのことをなす近道は、一度にひとつのことだけすることだ。」

「 旅をしない音楽家は不幸だ。」

「私は人の賞賛や非難をまったく気に留めない。ただ自分の感じるままに行うんだ」

「オリジナルな曲を書こうなんて、これっぽっちも考えたことはない」「みなさんが私に認めてくれる才能は、あるお守りのおかげだと思っています。そのお守り、それは勉強です」ともいうモーツアルトの言葉は「独創」とは何かを考えさせる。まったくの独創、オリジナルは存在しない。大天才・モーツアルトにしてこの言葉なのだ。過去の人々の積み上げの上に、勉強してさらに少し積み上げることを独創というのだろう。

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