4月21日。藤田田「 宇宙はすべて78対22に分割されている」

名言との対話」4月21日。藤田田(1926年3月13日から2004年4月21日)は、日本の実業家。

藤田田は日本マクドナルド、日本トイザらス等の創業者。藤田は食の西洋化が進むとはずだと確信し「日本人の食習慣を変えさせてみる」いう長期大戦略を成功させた人である。日本マクドナルドの経営では日本全国で価格破壊を引き起こし、デフレ時代の勝ち組として社長の藤田はハンバーガー王と謳われた。

1996年に刊行した「勝てば官軍」は、藤田の絶頂期のときの著作であり、意気揚々と自説を展開している。藤田は商売の究極は女と口を狙う商売であるという。食の流行は女が男をリードするから、食のビジネスは成功する確率が高い。だから日本マクドナルドが成功したというのである。

以下、藤田田語録から。

・最悪の後には必ず最善がある。いかなる苦境にも屈しない強さを身に付けていれば、おのずと道は開ける。人生は希望を6割達成できればまぁまぁ良い。7割行けば上出来、8割できれば感謝すべきである。

・心眼を開け。好機はすでに眼前にあり。

藤田は「宇宙はすべて78対22に分割されている」との法則が支配しているとの確信があった。例えば、一般大衆の持っている金を22とすれば金持ちは78のお金を持っている。だからビジネスは金を持っている裕福な人から取ることを前提としなければ成り立たないと言う。金持ちの間で流行したものは2年ほどで大衆のところに流れてくるから、金持ちを最初にターゲットにすれば、ビジネスがうまくいくということになる。晩年は、価格政策の迷走や、BSEの影響などにより赤字になった。それ以降 順序社長会長を退任しているが、この「78対28」の法則は面白い。


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