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「名言との対話」2月22日。笑福亭笑瓶「偉くなるよりも誰もが気楽に笑ってくれるようなポジションにいたいねん」
笑福亭 笑瓶(しょうふくてい しょうへい、1956年〈昭和31年〉11月7日- 2023年〈令和5年〉2月22日)は、日本の落語家、お笑いタレント、司会者。享年66。
大阪府出身。大坂芸大卒。笑福亭鶴瓶に魅せられて1981年に鶴瓶の師匠である松鶴の口添えで弟子入りし、鶴瓶の付き人になる。ベッコウ色のプラスチックフレームの眼鏡をトレードマークにテレビやラジオで、玉置浩二、高倉健、畑正憲、三木のり平、柳生博などのものまねなどで、知名度を上げていく。風邪薬「コンタック」のコマーシャルは20年以上続いた。
2000年代以降は、師匠の鶴瓶が落語にめざめた、一も恩の落語会を催すようになり、落語の道にも入っていった。演目は自作の新作落語が中心。「横山大観」「ある日の六代目」「一日早い死神」「レトロミュージアム」などを口演した。
由緒のある笑福亭という屋号を重く感じていた。笑福亭で思い出すのは、松鶴(六代目)、仁鶴、鶴瓶、松之助、その松之助の弟子の明石家さんまなどである。
松鶴(六代目)は、桂文枝(五代目)、桂米朝(三代目)、桂春団治(三代目)と並び、「上方落語の四天王」と呼ばれた達人である。
笑福亭仁鶴「四角い仁鶴がまぁーるく収めまっせ」の口上で、NHK大阪放送局制作の法律バラエティ番組の元祖『バラエティー生活笑百科』の2代目相談室長として知られた。
笑福亭鶴瓶の公式サイト(つるべ,net)には「無学の会」というページがある。六代目松鶴の住居跡地に建てた寄席小屋で1999年から月1回、当日までゲストは秘密の会で、2024年1月現在で286回を数えている。ゲストのリストをみたが、ここ数年でも戸田恵子、古舘一郎、辛坊治郎、ヒコロヒー、具志堅用高、アンミカ、内村光良、リリー・フランキーなどが出演している。これほどの人を招く力が現在の鶴瓶の人気を支えていることを知った。
笑福亭松之助は多くの弟子に自身の本名にちなむ「明石家」の亭号を与えた。その一人が明石家さんまだ。実家が魚屋だったことから「さんま」になった。さんまが売れ出した頃、高座で必ず開口一番「売れているさんまの師匠の笑福亭松之助です」と言って笑わせた。
明石家さんまは、ビートたけし、タモリと並ぶ「お笑いBIG3」の一人である。
鶴瓶の最初の弟子である 笑瓶は、2023年に家族と師匠に看取られて亡くなった。鶴瓶は「師弟関係というよりも、信頼のおける親友のようでした」と追悼している。「誰もが気楽に笑ってくれるようなポジション」にいたのだが、残念なことに早い死であった。
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