3月30日。ウィリアム・アーサー・ワード 「凡庸な教師はただしゃべる。良い教師は説明する。すぐれた教師は自らやってみせる。偉大な教師は心に火をつける」

ウィリアム・アーサー・ワード(1921年 – 1994年3月30日)

教師について名言は多いが、この言葉はそのなかでも出色である。ワードはアメリカ生まれの教育者・哲学者・著作家である。3月30日に逝去。

原文は、以下だが、様々に訳されている。

The mediocre teacher tells.The good teacher explains.The superior teacher demonstrates.The great teacher inspires.

心に火をつける。この火は志ではないか。社会の不条理に対して生涯をかけて解決に力を注ごうと決意することが志だ。志を実現しようとすると学びが真剣になる。

老若男女、誰に対しても、火をつける人は、もっとも大きな影響を与えることになるから、偉い人である。

「成功者とは成功しようと決心し努力した人である。失敗者とは成功しよう決心し願った人である。明らかな敗北者は決心ができず待った人である」

「悲観的な人間は風が出てきたと嘆き、楽観的な人間は止むのを待つ。しかし、現実的な人間は帆を調整するのだ」

以上の二つの言葉もワードの名言だが、いずれも深い洞察に満ちた名言である。

教師という仕事の本質は、このワードの言葉に尽きるのではないか。

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