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「名言との対話」」12月15日。カメハメハ3世「大地の生命は正義によって永続する」

カメハメハ3世(カメハメハ3せい、Kamehameha Ⅲ、カウイケアオウリ Kauikeaouli 1813年8月11日 - 1854年12月15日)は、ハワイ王国第3代の王(在位1825年 - 1854年)。

ハワイ王国カメハメハ王朝第3代の国王。初代のカメハメハ大王の息子。前王カメハメハ2世の弟。治世はほぼ30年にわたり、ハワイ王国歴代諸王の中で最も長い。

王はハワイ王国の近代化を断行した英雄である。1840年憲法を発布し、1845年には首都をマウイ島ハイナからオアフ島ホノルルに定めた。立法、行政、司法の諸制度を整備して近代国家の体裁を整え、土地所有の権利を人民一般に解放した。また太平洋捕鯨の機運に応じて、ハワイの捕鯨関連産業を振興し経済的基盤を固めた。(世界大百科事典)

よしみ Nui だいすけ(ハワイ・スペシャリスト)は、カメハメハ3世を讃えた歌があり、内容を説明している。「地球が生まれ、その上に夜が現れ、その下に島が生まれ、その上に雲が生まれ、その下に山が生まれ、その上には太陽が現れ、その下には海が生まれ、その上にはクー神と他の神々が現れ、その下にハロアが生まれ人類の祖先となり、その子孫としてカメハメハが生まれ、カメハメハの子として王子リホリホ(カメハメハ3世)が生まれた」という壮大な内容である。

「大地の生命は正義によって永続する」。この言葉は、カメハメハ3世時代にハワイを脅かした諸外国勢力のひとつ、フランスのクーデターによって一時的に奪われたハワイ国自治権を取り戻したときに、王がスピーチで語った言葉だ。

ハワイ王国誕生の物語は、日本の古事記を思わせる壮大な内容の歌であり。この歌をユーチューブの動画で聴いた。笑顔で踊る優雅なダンスと歌声に癒される。また王国の英雄を讃える言葉は、現在ではハワイ州の標語となっている。

1893年アメリカ合衆国によって併合され、1898年にマッキンリー大統領はハワイを準州として組み入れた。1795年から1893年まで100年近く続いたハワイ王国は幕を閉じている。

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