シンセサイザーのアンプリファイアーのADSRとは

ADSR
AはAttack(攻撃する)の先頭文字のAで、値の単位はミリ秒である。
DはDecay(衰える)のDで、値は単位はミリ秒である。
SはSustain(続ける)のSで、値の単位は%パーセントである。
RはRelease(放つ)のRで、値の単位はミリ秒である。
の略である。

シンセサイザーで鍵盤を一つ押した瞬間、生データとして2つのデータが生まれる。
・音の高さ
・音の強さ(1~127)
この時点では波形を確定していないのでまだ音を鳴らすデータはそろっていない。
次に、あらかじめシンセサイザーに設定されておいた
・波形
の通りに波形が生成される。
この時点で音を鳴らすデータがそろっていることになるため、音は鳴るが、ファミコンで出る単音のような、ビープ音のようなものが鳴るとイメージしてもらうとよいだろう。

やっとここでADSRが登場する。
前述のとおり、
AはAttack(攻撃する)の先頭文字のAで、値の単位はミリ秒である。
DはDecay(衰える)のDで、値は単位はミリ秒である。
SはSustain(続ける)のSで、値の単位は%パーセントである。
RはRelease(放つ)のRで、値の単位はミリ秒である。
例えば、
音の強さが126で、
Aを1000ms(=1秒)
Dを1100ms(=1.1秒)
Sを50%
Rを1200ms(=1.2秒)
とした場合、そして、押したキーを押し続けた場合の動作を考えてみる。
キーを押すと、Aで指定した1秒間かかって、無音状態から、音の強さ126に、なるまで音が強くなっていく。
音の強さ126に到達したら、Dで指定した1.1秒間かかって、Sで指定した50%(音の強さ63)になるまで音が弱くなっていく。
音の強さが63になった状態で、ずっとキーが押されっぱなしであれば、ずっと音の強さ63のまま音はずっと鳴りっぱなしになる。
そして、キーを離すと、Rで指定した1.2秒間かけて、音の強さ63から、音の強さ0まで、音が弱くなっていく。

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