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自由季俳句五七五遊び:その6

飲み過ぎて脳がむくんでいる感じ :ひさほたる20210120
一月も半ばを過ぎて刺す寒さ :ひさほたる20210120
仏典が哲学の書に見えてきた :ひさほたる20210120
信仰に救われぬまま生きて死ぬ :ひさほたる20210120
信仰に距離置いたまま生きて死ぬ :ひさほたる20210120
得票をめざす笑顔のその人に笑顔以外の顔は有るのか :ひさほたる20210102
張り付いた愛想笑いが気味悪い :ひさほたる20210120
無愛想の仏頂面が似合う人今はおどおど笑顔を作る :ひさほたる20210120
円満に死ぬのはやめた糞くらえ :ひさほたる20210120
にぶい気は鈍く鋭い気はとがる :ひさほたる20210120
はやる気を酒で鈍らせて眠る :ひさほたる20210120
あと何年いきるか知れずしたいこと限りなく有るできることする :ひさほたる20210120
風がちの海辺歩いてよみがえる :ひさほたる20210119
全力を尽くし終わって今朦朧 :ひさほたる2021.0118
すりすりと顔つけてくる愛らしさ :ひさほたる20210117
愛犬のしぐさにゆるむこの気持ち :ひさほたる2021011
冬晴れて浮き浮き散歩つい遠出 :ひさほたる20210115
針仕事して指の腹チクリ刺す :ひさほたる20210115
掃除して食器洗って服洗う :ひさほたる20210115
よく歩きよく語り合い満ち足りる :ひさほたる20210115
老人になっても藪に潜りたい :ひさほたる20210114
原稿を終えて昼食部屋掃除 :20210114
対岸の地平に燃える日が沈む :ひさほたる20210109
外はまだ明けないけれどきょうもまた何か選んでするのだろうな :ひさほたる20210109
生まれ死に出会って別れ今ここに日々が新たな出会いの続き :ひさほたる20210109
コロナ禍で対面避けてオンライン :ひさほたる20210109
家に居て電話と画面で語り合う :ひさほたる20210109
物言えば唇寒いと怯えつつ秘めたことあり言ったことあり :ひさほたる20210109
激烈な思いぶつけて目が覚めた :ひさほたる20210109
陽が射して冬の小鳥の声がする :ひさほたる20210107
外に出て寒さ身に染む薄曇り :ひさほたる20210107
行き詰まり波音聞いてまた前へ :ひさほたる20210106
締め切りの足音迫り立ち直る :ひさほたる20200105
胃が痛む追い詰められてちりちりと :ひさほたる20210105
うなされて未明に起きてストレッチ机に着いて一歩前進 :ひさほたる20210105
もう寝なきゃと思いながらもここに居る :ひさほたる20210104
元旦の海辺はるかに富士の山 :ひさほたる20210103
新年の二日の朝の白い月 :ひさほたる20210102
「旦」の字のように輝く日が昇る :ひさほたる20210101
年経ても色気食い気が無くならぬ :ひさほたる20201231
し終わってほっとして十二月三十一日 :ひさほたる20201231
もどかしくもがき続けて目が覚めてストレッチして今日が始まる :ひさほたる20201230
苦心して何度も試みるけれどどうにならずもがき続ける :ひさほたる20201230
おれは今怖くて怖くて震えてる :ひさほたる20201229
どうしても帰宅できない夢を見た :ひさほたる20201229
思い出せ弱さを隠さない強さ :ひさほたる20201228
仏典と源氏を読んでいる聖夜 :ひさほたる20201225
眠りとはありがたいもの生き返る :ひさほたる20201225
日程を見ると年越す気がしない :ひさほたる20201224
年末も年始もただのきょうあした :ひさほたる20201224
うなされて夜中に起きて朝眠い :ひさほたる20201224
今日はもう24日かもうそんな :ひさほたる20201224
きょうもまた眠気こらえて一仕事 :ひさほたる20201224
今はただ頭ぼんやりして座る :ひさほたる20201224
強欲をなだめて少し息をつく :ひさほたる20201224
空の月いつなったのかもう半円 :ひさほたる20201222
なにやかやしているうちに年の暮れ :ひさほたる20201222
空の月いつなったのかもう半円 :ひさほたる20201222
指先がかじかむきょうの朝歩き :ひさほたる20201221
夜が明けてまた新しい時が始まる :ひさほたる20201220
冬の浜防風林の中歩く :ひさほたる20201218
海を見に行って海見て帰宅した :ひさほたる20201218
空冴えて光まぶしく風寒い :ひさほたる20201217
少しして少し休んで少しする :ひさほたる20201217
このごろは昼はぐったり夜元気 :ひさほたる20201215
どうにでもなれと時間に身を任す :ひさほたる20201214
信仰の無い寂しさかこの空虚 :ひさほたる20201214
身の内に潜む得体の知れぬもの :ひさほたる20201214
おだやかに晴れた師走の昼歩く :ひさほたる20201213
あたふたとして十二月中旬に :ひさほたる20201211
やらなけりゃならないことはやるしかない :ひさほたる20201209
それぞれにそれぞれの長所短所あり長所は短所短所は長所 :ひさほたる20201206
 みんな違って生きている。
焦っても焦らなくても時が経つ :ひさほたる20201205
ぼんやりと座っていたらもう師走 :ひさほたる20201205
やはりねえ初冬の冷雨傘をさす :ひさほたる20201105
冬に入り恵みの光胸に吸う :ひさほたる20201204
老年の夢も山野を駆け巡る :ひさほたる2020120
冬だねえ夜中過ぎたね寂しいね :ひさほたる20201204
ひと仕事終わって海で波の音 :ひさほたる20201203
将棋して負けず嫌いと指摘され :ひさほたる20201203
体調に「一病息災」教えられ :ひさほたる20201202
朝早く起きて前進少しずつ :ひさほたる20201202
十二月ついたち晴れて気持ちいい :ひさほたる20201201
薄雲に透けて柔らか丸い月 :ひさほたる20201130
秋終る空晴れてなぜメランコリ :ひさほたる20201130
左右から赤と黄色に色付く葉 :ひさほたる20201130
金色に雲輝かせ明ける空冷たい風にほほひきしまる :ひさほたる20201130
考えて理屈見えても道見えず這ってもがいて生きている :20201129
光り輝く物語なぜか気になる光らない人 :ひさほたる20201129
親愛の人としばしば口喧嘩何でそういう言い方するか :ひさほたる20201129
人生はわからんわからんそれがいい :ひさほたる20201128
コロナから逃げまくるけど許してね僕はじいちゃん御免勘弁 :ひさほたる20201128
穏やかな日和背に受け外整理 :ひさほたる20201128
がんばりは続かないなと思い知る :ひさほたる20201127
ここにきて速度ゆるめて冬に入る :ひさほたる20201127
ああ冬があっという間にそばにいる :ひさほたる20201125
闇を追う光を追って闇が追う :ひさほたる20201125
好奇心旺盛すぎるぼく高齢者 :ひさほたる20201124
偉そうに物言い続けこの歳になって初めてそれに気づいた :ひさほたる20201123
青空と木々繁る山草と土水と光と流れる空気 :ひさほたる20201123
オーミオバッビーノカーロ聞いてはいつも涙する :ひさほたる20201123
秋冬の間の晴れた日に二人 :ひさほたる20201122
明け方のあたり一面みかん色 :ひさほたる20201120
明け方のオレンジ色の空気吸う :ひさほたる20201120
おだやかな晩秋ひとり立つサボテン :ひさほたる20201118
真実を見ればいつでも泣き笑い :ひさほたる20201118
体は正直休めば休んだだけ治る :ひさほたる20201114
左手の指の関節痛むので右指だけで打つキーボード :ひさほたる20201113
奔流のあとは静かに時流れ :ひさほたる20201109
わがままな権力者たち大嫌い :ひさほたる20201108
我利我利のトランプ落ちてほっとした :ひさほたる20201108
トランプを落とした米国に感謝 :ひさほたる20201108
寝ては起き起きてはしたいことをする :ひさほたる20201108
損得と好みからなる世界観その折り合いで生きるしかない :ひさほたる20201106
明ける空どの名画よりありがたい :ひさほたる20201106
吸い込まれそう異性の肌を見て思う :ひさほたる20201105
すばらしい人との出会いに胸躍る :ひさほたる20201104
階段に足指ぶつけおお痛い :ひさほたる20201103
生き生きといつもしているわけじゃない :ひさほたる2020113
その詭弁そろそろぼろぼろ錆びてきた :ひさほたる20201102
この人は本当らしく嘘を言う負けても負けないごまかし上手 :ひさほたる20201102
予知できぬ人生行路驚きを楽しみながら行くほうがいい :ひさほたる2021031
微熱あり時間制限して仕事 :ひさほたる20201030
高く浮く雲を照らして丸い月 :ひさほたる20201029
夜中からまた夜明けまで起き続け今はうとうと眠気ふらふら :ひさほたる20201029
寒いなあ風呂でも沸かしてはいろうか :ひさほたる20201029 
早く寝て夜中に目覚めボーとするボーとしたまボーとしている :ひさほたる20201029
ぼちぼちと仕事進めるようになり家事も運動気晴らしになる :ひさほたる20201028
両肩に寒さがしっとり乗ってきた :ひさほたる20201028
必要に応じて徐々に衣替え :ひさほたる20201027
涼しさに寒さが少しずつ増えて :ひさほたる20201027
ひとへやに掃除機かけてはひとやすみ :ひさほたる20201027
必要の無い喧嘩腰してきたなあ :ひさほたる20201027
気持ちだけ青壮年と張り切ってやっと体が悲鳴を上げた :ひさほたる20201027
じっと聞く心を込めてじっと聞く :ひさほたる20201027
抜ける空雲輝いて野鳥鳴く :ひさほたる20201027
シャカリキにならない道をやっと見つけた :ひさほたる20201026
きょうはまた元気復活ぼちぼち前進 :ひさほたる20201026
この男思い上がった調子者 :ひさほたる20201025
気がゆるみ頭痛にさむけ体温計やっぱりぼくはおじいちゃん :ひさほたる20201025
降ってくる光やわらか秋景色 :ひさほたる20201025
朝露が空に昇って透き通る :ひさほたる20201025
体力を使い果たして心地良い被虐嗜好もばからしくなり :ひさほたる20201025
陽が昇り朝露消えて次の朝また現れてまた消える日々 :ひさほたる20201025
父母の恩海より深く空より高い :ひさほたる20201024
空高く父母二人雲の上 :ひさほたる20201024
産道を通って命継ぐこの身 :ひさほたる20201024
ひとしごと終えて朝日にお早うさん :ひさほたる20201022
ひとはひとじぶんはじぶんすることをする :ひさほたる20201022
嬉しくて嬉しくてしてして嬉しい :ひさほたる20201022
言い合いができる関係が有り難い :ひさほたる20201021
納得がいくまでやったほうがいい :ひさほたる20201021
いくつもを同時並行進行形 :ひさほたる20201021
夜昼の区別無い日々湯に浸かる :ひさほたる20201021
しんしんと膝肩冷えてまだ明けぬ :ひさほたる20201021
未明四時ひとやま越えて嬉しい :ひさよし20201020
一仕事終えても外はまだ暗い :ひさほたる20201015
肌寒くなってきたなあ夜明け前 :ひさほたる20201015
目が覚めて炭坑節でストレッチ :ひさほたる20201014
気分良く目覚めて早朝肌寒い :ひさほたる20201014
気持ちよくもうすぐ明日に日が変わる :ひさほたる20201014
ひらひらとちぎれて高い秋の雲 :ひさほたる20201013
秋の日の空覆う雲暗い午後 :ひさほたる20201012
仕事趣味とは言え休み眠ってる :ひさほたる20201012
下手な句も数撃ちゃ当たると連射する :ひさほたる20201012
笑ったよ横隔膜を震わせて :ひさほたる20201011
忖度の能力欠いて生きてきた :ひさほたる20201011
この惑星わがままリーダー星の数 :ひさほたる20201011
忖度も限度超えると命取り :ひさほたる20201011
雨降らす台風それてやっと霧雨 :ひさほたる20201011
目の前の虹の片足透け透けに :ひさほたる20201011
ふろのぞくそとではきものぬがないで :ひさほたる20201011
独り居て歌って踊って秋の部屋 :ひさほたる20201009
思い出す母に連れられ見た映画 :ひさほたる20201008
いろいろの歌を教えてくれた母 :ひさほたる20201008
畑仕事洗濯仕事につきまとい教わったこと数限りない :ひさほたる20201008
父母共に雲の上から見てくれている :ひさほたる20201008
山麓の木々にいだかれ安らかに :ひさほたる20201008
虹の足かかる幼いころの家 :ひさほたる20201008
見て見てと母に呼ばれて共に見た夕焼け色に染まるふるさと :ひさほたる20201008
秋晴れて雲白く光降る :ひさほたる20201006
道端に並んで白いタマスダレ :ひさほたる20201006
彼岸花咲いて終わって青い空 :ひさほたる20201006
母天寿金木犀に送られて :ひさほたる20201006
10月5日夜。
進むとは進路変更無限連続 :ひさほたる20201005
まずやろう用意周到は委縮する :ひさほたる20201005
本気は怒る。本気は喜ぶ。本気は生きる。 ひさほたる20201005
素通りができない色香金木犀 :ひさほたる20201005
桜からあっという間に金木犀 :ひさほたる20201005
一年ぶりの孫との散歩
        :ひさほたる20201004
息子家族が車で来訪。
玄関前で合流し、小学生の二人の孫と、我が家の愛犬と、三世代そろって、近所を散歩。
秋の夕べをそぞろに歩く。
このメンバーでゆったりと、合流したのは一年ぶりか。
マスクは全員着用してた。

エレベータ何回乗っても着かないでロープが切れて急降下そんな夢見て激しい動悸 :ひさほたる20201004
突然の雨に慌てて急ぎ足 :ひさほたる20201004
野や山を走り回った少年時代 :ひさほたる20201003
畑中の道沿い照らす曼殊沙華 :ひさほたる20201003
日暮れ前の光静かに暮らしを照らす :ひさほたる20201002
すっきりと光あふれる昼は秋 :ひさほたる20201002
まんまるい涼しい月になりました :ひさほたる20201001
虫の音が涼しい宵の外歩き :ひさほたる20201001
ふわとろり熟した柿を口に吸う :ひさほたる20201001
やっといまひとくぎりつきあとはみょうにち :ひさほたる20200930
肩凝りと腰痛減らすストレッチ :ひさほたる20200930
真夜中に目覚めて風呂で温まる :ひさほたる20200930
やりすぎてくだりぎみつかれぎみ :ひさほたる20200930
生活のエロティシズムが真綿絞め :ひさほたる20200930
月を見るぼくが月から見られてる :ひさほたる20200929
月を見て月に見られている私 :ひさほたる20200729
透明な景色静かに秋の色 :ひさほたる20200928
現れて姿を変えて消えてゆく雲のすべてがどれも必然 :ひさほたる20200928
雲の色雲の形もみな個性 :ひさほたる20200928
見る我も見られる我も同じ我 :ひさほたる20200928
正露丸のんだら効いたもう休む :ひさほたる20200926
朦朧としてキーを打つm/o/u/r/o/uと :ひさほたる20200926
彼岸花道沿いに燃え秋半ば :ひさほたる20200925
未明からひと仕事して眠くなる :ひさほたる20200925
眠れないときは寝ないでできることしてればいつか眠気が襲う :ひさほたる20200925
眠れないときは無理して眠らない :ひさほたる20200925
エネルギー切れたら眠って補充する :ひさほたる20200925
凝る頭食器洗いで揉みほぐす :ひさほたる20200923
ワンちゃんと雨の切れ目に散歩する :ひさほたる20200923
朦朧となりつつ一歩ずつ進む :ひさほたる20200923
物言えば唇寒く凍り付くそんな怖さを感じる不気味 :ひさほたる20200921
ばかやろう誰とは言わず言ってみる :ひさほたる20200921
どうしても垂れるまぶたが上がらない学生時代の授業の時間 :ひさほたる20200921
雨のあと濡れた空気と草の道 :ひさほたる20200921
もうろうとなりつつつくえにかじりつく :ひさほたる20200920
積み上がる雲輝いて底翳る :ひさほたる20200919  
大型のモニター来たがケーブル違い :ひさほたる20200919
未明から薄明になり夜が明けた :ひさほたる20200919
風騒ぎ乱れちぎれる黒雲の向こうに朝の透明な空 :ひさほた20200918
九月末まだなまぬるい朝の風 :ひさほた20200918
愛犬の尻おとろえて歳おもう :ひさほたる20200917
新しい命生まれる目の前で :ひさほたる20200917
夜中寝て未明に起きてふた仕事 :ひさほたる20200916
今朝はもう涼しくなって長袖 :20200915
寝不足を自慢に思う悪い癖 :ひさほたる20200914
行け行けと進むばかりがいいわけじゃない :ひさほたる20200914
やっちゃった寝ぼけまなこで送信ミス :ひさほたる20200914
落ちてくるまぶた透かして見る画面 :ひさほたる20200913
いそしんできょうももうろうみちたりる :ひさほたる20200913
涼風に陽射しやわらぐ朝は秋 :ひさほたる20200913
ふるさとの風景写真にほっとする :ひさほたる20200912
玄関の前まで秋がやってきた :ひさほたる20200912
夜明け前はっと気が付き起きてメモ :ひさほたる20200912
目覚めれば空に半月虫の声 :ひさほたる20200911
きょうもまたたっぷり充実して日暮れ合間合間に漱石を読む :ひさほたる20200910
寝て起きて仕事しながら夜が明ける :ひさほたる20200910
家に居てほろ酔い気分秋の夜 :ひさほたる20200909
やなことが多すぎるけど、いいこともある。自分のペースで、ぼちぼち歩む。:ひさほたる20200909
汗かいて汗かき慣れて九月九日 :ひさほたる20200909
一人居て読んだり書いたり踊ったり :ひさほたる20200908
権力に媚びても抵抗しても人生 :ひさほたる20200908
裏のある正義も理想も聞き飽きた :ひさほたる20200908
いろいろとあるなあ生きていればこそ :ひさほたる20200908
雨のあとしっとり道を犬散歩 :ひさほたる20200907
雨風が吹き荒れ秋を連れてくる :ひさほたる20200907
権力の座にある人、すり寄る人、利用する人、遠慮する人、反感持つ人、人いろいろ :ひさほたる20200906
朝散歩涼しくなってやはり秋 :ひさほたる20200905
真夜中の外は涼しい虫の声 :ひさほたる20200905
床を出て書き終わったら夜中過ぎ :ひさほたる20200905
前のめりのめりながらの安定感 :ひさほたる20200905
死ぬまでは死ぬつもりなく日々生きる :ひさほたる20200903
いいものが書けるはずないただ書こう :ひさほたる20200903
漱石を読んでまぶたが重くなる :ひさほたる20200903
暴風が来る前に物置寝かす :ひさほたる20200903
天然の目薬溢れる「鉄道員」 :ひさほたる20200903
夏帽子汗の黄ばみを漂白剤 :ひさほたる20200903
モニターがうんうん唸り出して交換 :ひさほたる20200903
もういやだ見飽きた顔のあの人が :ひさほたる20200902
希望捨て落胆しない用意する :ひさほたる20200902
スカはスカどんなに見てもやはりスカ :ひさほたる20200902
猛然と物言うことを恥じながら激しく言ってしまって気づく :ひさほたる20200902
芋虫がころころころがるように寝る :ひさほたる20200902 
早朝がすっかり暗くなって秋 :ひさほたる20200902
またあした眠ったあとに来る目覚め :ひさほたる20200901
昨夜から全力疾走そして夕方 :ひさほたる20200901
すがすがしくはない顔の中継ぎか :ひさほたる20200831
八月もきょうで終わってあす九月ぼちぼちぼちぼち参りましょう :ひさほたる20200831
お仲間に利益誘導し続けて史上最長記録達成 :ひさほたる20200829
暑くなる前に犬連れひと回り :ひさほたる20200829   
海苔弁当責任虎内閣私増す :ひさほたる20200829
そっと見るそっと寄り添うそっと居る :ひさほたる20200829
現実はどうにかこうにか生きる日々せめてドラマで半沢直樹 :ひさほたる20200829
胸のすく半沢直樹はドラマだけ :ひさほたる20200829
自民党野党もぼくもろくでなしどうせトランプ習プーチン :ひさほたる20200829
バカ息子責任取らず逃げたわね :ひさほたる20200829
夏の夜オリオン低く横たわる :ひさほたる20200829
点々と白く小さい雲夜更け :ひさほたる20200829
八月はあったのかなあという感じ :ひさほたる20200828
八月を走って抜けてあと一歩 :ひさほたる20200828
イノシシのように走りナマケモノのように休む :ひさほたる20200828
長距離走峠を越えて一休み :ひさほたる20200828
コロナ禍に減る面談と増えるネトコミ :ひさほたる20200827
心配しもうやめたらと妻の声もうやめるよと正気に戻る :ひさほたる20200826
熱中しのめり込むまま時が経つ :ひさほたる20200826
長時間パソコンに向かい目がかすみうなじあたりの筋が凝り凝り :ひさほたる20200826
夜起きてストレッチして机に着いてもうすぐ朝の六時ころ :ひさほたる20200826
生かされて共に居る見えないけれど共に居る :ひさほたる20200825
あの人は今どうしてる空の下 :ひさほたる20200825
やわらかい身がわが体つつみこむ :ひさほたる20200825
想う人忽然と消え想う人 :ひさほたる20200825
眠ってるときに見る夢起きているときに見る夢どちらが夢か :ひさほたる20200825
自転車はこいでるほうが倒れない :ひさほたる20200824
目の前のことをしながら生きている :ひさほたる20200824
間に合った何とか間に合う繰り返し :ひさほたる20200824
きょうひとひたくさん仕事してぐにゃり :ひさほたる20200824
朦朧と次の仕事に取り掛かる :ひさほたる20200824
缶と瓶ペットボトルも捨てました :ひさほたる20200824
半ズボン藪蚊に刺されてああ痒い :ひさほたる20200824
夜中から朝までかけてやっとでき :ひさほたる20200824
奪われて書物失う夢を見てあわてて起きて仕事進める :ひさほたる20200823
赤信号みんなで渡って破滅する :ひさほたる20200818
官僚が有能だとはいつのこと? :ひさほたる20200817
あれ虫の音か耳鳴りか頭の中で鳴り続く :ひさほたる20200817
ふう暑い暑いと言いつつ秋気配 :ひさほたる20200817
オレンジに光る雲浮き日が暮れる :ひさほたる20200816
目覚めると活力回復机に向かう :ひさほたる20200816
缶ビール半分ほどがちょうどいい妻と分け飲む :ひさほたる20200815
書くほどにゴールがどんどん遠くなる :ひさほたる20200815
失読の子との出会いが扉を開いてくれた読み書き学習支援研究 :20200815
半世紀前に始めたこの仕事 :ひさほたる20200815
くださった思いに感謝また感謝 :ひさほたる20200815
正解は聞くより探すほうがいい :ひさほたる20200814
炎天の焼けつく光みな静か :ひさほたる20200814
革命の夢が独裁恐怖に変わる :ひさほたる20200813
人民の共和を謳うのは名だけ? :ひさほたる20200813
人間の顔失った独裁者 :ひさほたる20200813
甘く爽やか柔らかなシャインマスカットで元気回復 :ひさほたる20200813
隠蔽は大和古来の本性か :ひさほたる20200813
だまし打ち奇襲自慢の英雄譚 :ひさほたる20200813
八月に秋立つと言う夏盛り :ひさほたる20200813
政界の闇も歴史があぶり出す :ひさほたる20200813
楽しんでする仕事なら心血を注ぐ苦労も楽しみになる :ひさほたる20200813
会場に聴衆溢れ用意無しまずいまずいと焦って寝汗 :ひさほたる20200813
物知った態度で言われ腹立ってやっと気づいた反面教師 :ひさほたる20200812
うごめいて熱暑酷暑の息を吸う :ひさほたる20200811
怠けもんの節句働きとは言うが自分はそれで仕事してきた :ひさほたる20200811
夜中から夜が明けるまで仕事してひといきついてほっとしている :ひさほたる20200811
出てみれば夜風がムウと汗が噴く :ひさほたる20200810
妻が弾くピアノで歌うわらべ歌ドイツみやげの絵本の歌集 :ひさほたる20200810
日暮れても風むうとしてうだる夏 :ひさほたる20200809
夢の中想湧きPCオンにして気づけば夏の涼しい夜明け :ひさほたる20200808
休日と平日知らず半世紀 :ひさほたる20200808
漱石の全作品の半分を読んで脳髄どこか疲れる :ひさほたる20200807
脳髄の刺激欲しくてまた開く :ひさほたる20200807
君子でも聖人でもなく飯を食う :ひさほたる20200804
我が都合中心にしてものを言うことを減らせば少しはましに :ひさほたる20200804
長い梅雨明けて突然夏盛り  :ひさほたる20200802
教師にも詐欺師にも付く師の呼び名 :ひさほたる20200802
野や山を巡り歩いたふるさとの幼き日々の回り灯篭 :ひさほたる20200801
のんびりと空ゆく雲を草に寝る :ひさほたる20200801
気が付くとついしてしまう仕事好きそれを我慢で抑えなければ :ひさほたる20200801
これからは土日は休むことにするワーカホリック昭和人間 :ひさほたる20200801
蝉が鳴き青空燃える夏が来た :ひさほたる20200731
漱石は心を修復してくれる :ひさほたる20200731
手の甲に我が人生の軌跡見る :ひさほたる20200730
この歳になって自分の狭さ知る :ひさほたる20200728
突然の雨にビタビタ打たれて歩く :ひさほたる20200707
雲ひかり鳴りとどろいてにわか雨 :ひさほたる20200726
原稿を出しては直しまた直す :ひさほたる20200726
ばしゃばしゃときょうも降る降る雨が降る :ひさほたる20200726
もういいと言っても雨は降り続く :ひさほたる20200726
今朝もまたピカッごろごろ空が鳴る :ひさほたる20200726
降ったかと思えば晴れて蒸し暑い :ひさほたる20200725
大粒の雨がばちばちこれでもか :ひさほたる20200725
雷鳴に天上からの声を聞く :ひさほたる20200725
限りない宇宙思うとめまいする :ひさほたる20200725
人にけち付ければつけるほど苦い :ひさほたる20200725
季語なんぞどうであろうと五七五 :ひさほたる20200725
季語批判するのも忘れ五七五 :ひさほたる20200725
原稿を添付送信して安堵 :ひさほたる20200724
きょうもまた雲垂れ込めて日が暮れる :ひさほたる20200723
推敲をしていて混沌泥の沼 :ひさほたる20200723
崩れては作り直してできてくる :ひさほたる20200723
何回も姿を変えて脱皮してようやく命が満ちてくる :ひさほたる20200723
アイデアが寝ていて浮かび起きて書く何とか終わりあした見直す :ひさほたる20200723
決着を置いてひとまず前に出る :ひさほたる20200721
これがこの人生なんだと受け入れる :ひさほたる20200721
湖に涙あふれる胸の内 :ひさほたる20200721
動物が目で言う人の何倍も :ひさほたる20200721
雲晴れて熱光線が肌を刺す :ひさほたる20200721
青空が現れ光熱く降る :ひさほたる20200721
雲間から地上におりて来る光 :ひさほたる20200721
お日さまにやっと再会土いじり :ひさほたる20200719
バシャバシャとまだバシャバシャと降り続く :ひさほたる20200718
朝はいいなあ
     ひさほたる
朝はいいなあ
空がいいなあ
空気がいいなあ
光がいいなあ
冷気がいいなあ
湿気もいいなあ
朝はいいなあ

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