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しんどいとき助けになる音楽(34)〜 Airi

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Airi / City Pop Rendez-Vous

最近特によくふたたび聴くようになっているのが日本人ジャズ歌手、Airiの最新作『City Pop Rendez-Vous』(2023)。夏ごろに一度書いたばかりですけどね、そこから時間が経っていないのに、またとりあげてごめんなさい。でもいまは体調が…。

このアルバム、聴くとなんか癒されるんですよね。それに妙に耳残りするっていうか、脳内でいつまでもくりかえしずっと鳴っているんです。どうも不思議な引力があるんじゃないですかね。

ジャズ・アルバムですが、とりあげられている曲は1970〜80年代のJシティ・ポップばかり。それをジャズ・アレンジしています。そういう企画アルバムなんですが、つまりはもとから曲がいいっていうことなんでしょうか、耳に残るのはですね。

曽根麻央がつくりあげたサウンドがこりゃまたおしゃれ。ピアノ(やエレピやシンセなど)+ベース+ドラムスのリズム・セクションをサウンドの軸にして、そこに曽根自身のトランペットや、あるいはギターやパーカッションなどがいろどりを添えています。

特にパーカッションですかね、大活躍しているのは。ラテン・テイストも強いアルバムなんですが、ジャジー・ラテンっていうかそんな傾向にパーカッションが大きく寄与しています。

この曲、この(特にラテンな)アレンジ、このサウンド、そしてこのヴォーカルがあれば、いまはじゅうぶん満足できる気分になれちゃうっていう、そんな一作です。ジャズとシティ・ポップの両方が好きな向きにはオススメですよ。

(written 2023.10.1)

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