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しんどいとき助けになる音楽(37)〜 ソウル II ソウル

(3 min read)

Soul II Soul / Club Classics Vol.One

(オリジナル・アルバムは10曲目まで)

ソウル II ソウルのことはいまでも大好き。このユニットっていうより、ファースト・シングルとして大ヒットした「キープ・オン・ムーヴィン」(1989)がもう好きで好きで、その気持ちはずっと変わらず続いています。

日本でこの曲のスタイルはグラウンド・ビートと呼ばれていて、「キープ・オン・ムーヴィン」一曲お聴きになれば、ご存知ないかたでもああこんな感じねと納得していただけると思うんですけど、それがぼくはもう大好きでたまらないわけです。

間違いなく御茶ノ水ディスクユニオンで耳にし、そう、あのころ(1980年代末〜90年代前半)明治大学の駿河台キャンパス夜間に非常勤で毎週金曜日通っていて、授業開始まで余裕のあったときは入りびたっていました。その後山の上ホテルのカフェでコーヒーっていうルーティン。

記憶が確かならまずファースト・シングルとして「キープ・オン・ムーヴィン」が出て、その後それを1曲目に収録した一枚目のアルバム『クラブ・クラシックス Vol.1』が出たんだったと思います。どっちも買いました。

っていうかアルバムのほうは、ひょっとしたら『キープ・オン・ムーヴィン』とのタイトルを冠したアメリカ盤のほうを買っていたかもしれません。中身は同じなんですけど、ヒット曲の名前を出したほうが売りやすいだろうとの判断だったかもしれませんね。

個人的には、打ち込みビート+アクースティック・ピアノ+ストリングス+キャロン・ウィーラーのヴォーカルだけっていうシンプルでスペイシーな「キープ・オン・ムーヴィン」という曲のことが大好きなだけだったから、アルバムのほうは2曲目以後イマイチな感じがしていました。いま聴きかえしても同じ気持ちですね。

世間的には「バック・トゥ・ライフ」とかのほうが売れたんですけど、ぼくにとっては「キープ・オン・ムーヴィン」一曲がすべてのユニットでした。

(written 2023.10.6)

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