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ハッピー・バースデイ、マイク・ブルームフィールド!

(2 min read)

Janis Joplin / One Good Man

きのう7/28は大好きなギターリスト、マイク・ブルームフィールドの誕生日だったんだって。誕生日とか命日とか記念日などのことをまったく憶える気もないぼくは、Twitterタイムラインでみんなに教えてもらいました。あわてて思い出せるものをちょっと聴き。

そのなかからきょうはちょっとこれを、っていうものをご紹介します、ジャニス・ジョップリンの『コズミック・ブルースを歌う』(1969、I Got Dem Ol’ Kozmic Blues Again Mama!)3曲目の「ワン・グッド・マン」。ブルームフィールドが弾いています。

このアルバムではほかにも三曲で参加しているんですが、いちばんブルームフィールドらしいブルーズ・ギターを堪能できるのが「ワン・グッド・マン」。そして大人気歌手ジャニスのアルバムだということで、ひょっとしたらこれが一般にいちばん聴かれているブルームフィールドかも?と思います。そのギターだと気づかれていないかもにせよ。

ジャニスのことはなにも言わないことにしてブルームフィールドのブルーズ・ギター。イントロからスライドっぽく入ってきていますよね。ヴォーカルにも終始オブリでからんで旨味を効かせていますが、いちばんの聴きどころはやはり間奏ソロとアウトロでの弾きまくり。

ひょっとしたらブルームフィールドの全セッション中でもベスト・プレイのひとつだったのでは?と思えるくらいなキレ味じゃないですか。いまでも変わらずエレキ・ギター弾きまくり系ブルーズ・ロックのことを心から愛しているぼくは、こういう演奏にこそ胸が打ち震えるんです。

もちろんアル・クーパーとやった『スーパー・セッション』(1968)とかポール・バタフィールド・ブルーズ・バンドの一員(64〜67)として腕をみせているものみたいな大活躍ぶりではないんですけど、こうしたスタジオ・セッション・ワークでの渋めの職人芸でもまたブルームフィールドは持ち味を発揮したと思います。

ボブ・ディランのレコーディングでやったものなど、ほかにもいっぱいあるんですけども、とりあえずきょうはこれで。

(written 2022.7.28)

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