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パーセノープの歌う「ドント・ノウ・ワイ」(ノラ・ジョーンズ)がいい

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parthenope / Don’t Know Why

この歌手名、なんと読むんでしょうparthenope。パーセノープかな、わからないけどきょうはそれでいきます、イングランドはスウィリントン出身で、ラウドLDNのメンバー。

そのパーセノープが歌う「ドント・ノウ・ワイ」(ノラ・ジョーンズ)がさわやか軽やかでとってもいい。これ一曲でもう惚れちゃいました。といってもかの『ブルー・ノート・リ:イマジンド II』(2022)に収録されていたものなんです。

だからアルバムで聴いたことあったはずなのに、なんだかこのごろSpotfyでこれ一曲のシングルとして出てきて目にとまる機会が増え、なんでしょうね、シングルのヴァイナルがリリースでもされたのかな、とにかく既知のものだけどあらためて聴きなおしたら新鮮でした。

ノラのオリジナルとそんな違わないストレート・カヴァーですけどね。そうそう、ノラといえばこないだレイヴェイがはじめて対面したようで、レイヴェイはその写真に “God” のことばを添えてInstagramに投稿していました。なにかのジャズ・フェスみたいな機会で同じステージを分けることがあったみたい。

このレイヴェイの感動の様子でもわかるように、ノラは現行レトロ・ジャズ・シーン若手のアイドルなんですね。イングランドのパーセノープがこの波のなかの一人かわかりませんけど、ブルー・ノート・クラシックであることもふくめ、デビュー期のノラを歌うことの意味はよく知っていたはずです。

そして(カヴァーでもオリジナルでも)軽くふわっとさわやかなジャズ・ポップスに仕上げるっていうのがレトロ・ムーヴメントの特徴。最新鋭UKジャズ〜R&Bのコンピである『ブルー・ノート・リ:イマジンド』シリーズのなかにもこういうのがあるってことで、いまや決して無視できない流れになったといえるでしょう。レトロと新世代ジャズは表裏一体です。

(written 2023.7.9)

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