今年は知世ばかり聴いた 〜 SpotifyWrapped 2022


(3 min read)

今年も出ましたSpotifyWrapped(Spotifyまとめ)によれば、2022年のぼくは原田知世ばかりくりかえしくりかえし聴いたみたいです。主観的実感とすこし違うっていうかこんなに聴いたっけ?と不思議な気分もしてくるくらいですが、データは正直ですよね。

とにかく上掲スクショのとおり今年は合計14,939分も知世を聴いたそうですから。約497時間。平均で毎日一時間以上聴いている計算です。そしてこれはSpotifyで知世を聴いているリスナー中上位0.005%に入る数字らしいので、こりゃもうほぼ一位じゃんね。

最大の理由は昨年12月28日にプレイリスト『ベスト of 伊藤ゴロー produces 原田知世』を作成したことに違いありません。自賛もあれですがよくできているんですよね。じっさい好評だったし、その付近からレトロ&オーガニック指向なポップスが個人的にもトレンドになっていましたが、流れにこのうえなくピッタリはまりました。

このプレイリストを今年はなんどもなんども聴いたので(なんたって気持ちいいからヤミツキ)その結果の知世イヤーになったというわけ。伊藤ゴローがプロデュースする知世こそ、今年のぼくの最愛好音楽に違いありませんでした。

そんなわけで年間いちばん聴いた曲も、そのプレイリスト1曲目に選んでおいた「青空の月」(『noon moon』2014)。198回聴き、うち1月19日に最も再生したという事実が、上記のような事情を明白に裏付けていますよね。


再生回数トップ五曲も、一つ岩佐美咲があるほかは四曲すべて知世で、こんなこといままでなかったよなあ。


トップ・アーティスト五人は、知世以下マイルズ・デイヴィス、テレサ・テン、孙露、ルーマーで、これはたしかに実感があります。テレサが三位だけどそんな聴いてんの?と思われそうかもですが、孙露(すんるー、中国大陸)に惚れちゃったのもきっかけで。


なんだかんだいってジャズがいちばん好きなぼくですが、演歌聴きの血がここまで復活しているのも今年の特徴でしょう。五位にヴォーカル・ジャズが来ていますが、これも近年のレトロ・ジャジーなポップス流行によるもの。ロック勃興前の爛熟黄金時代こそぼくの最愛好分野ですから。


なにもかもあわせてのトータルでは30万1千262分聴いたということで、途方もない数字だよなあと自分でも思うとおり、日本のSpotifyリスナー全体の99.9%よりも多いっていうデータ解析。一日あたり約13時間は音楽を楽しんでいます。毎年ずっとこんな感じで人生をすごしています。


(written 2022.12.3)

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