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普段ゲイバーに行かない人が、ゲイバーに行きたくなる施策を考える【Twitterスペース】

というスペースを昨日開催してみました。
沢山のスピーカーとDMが普段以上に飛び交ったスペースとなったので、テーマとして興味深いテーマ選択ができたのかなと思っています。

ところで、毎回スペース内で言うようにしていることがあります。それは、自分の開催するスペースでは賛成派、反対派の決着をつけるのが目的ではなく、対立意見を聞くことによって、思考を深めることが目的だということです。

結論は「その人の自由」だけど

結論を言えばゲイバーが面白いと思うのも面白くないと思うのも個人の自由であり、そこに正解はありません。行きたければ「行く」。行きたくなければ「行かない」。多数の人が行くから本当は興味ないけど行くという選択肢を取る必要もありません。

ただ、僕的には「行く人」と「行かない人」の間には現在、意思疎通を挟む間もない断絶があるような気がして、それってとても勿体無いなと感じています。それは、お互いに意見を交換すれば解決策が見つかるかもしれないし、新しいビジネスが生まれるかもしれないから。

長期的にみたら全体の満足度が上がることが、全体に利益をもたらすと思うし、場の長期保存につながります。けど、賛成派は賛成派としか意見を交換しないし、反対派は反対派としか意見を交換したことないんじゃないだろうかと外から見ていると思ってしまうのです。

普段使いの人、好感を抱いていない人

というわけで、今回は「ゲイバーを普段使いする人」と「現状のゲイバーに好感を抱いていない人」両者の意見をスペースで聞いてみました。

最初はゲイバーに行かない人の意見を受けながら、スピーカーに上がってくれた人がどう思うのかを聞いてみます。

あがった意見

・お酒が飲めない&飲まないから
 ⇨ノンアルを頼んだときに「喫茶店行け」と言われた
・ワイワイガヤガヤした雰囲気、特有のノリを求められるから
・お酒が飲めることが「正義」な雰囲気
・店のルールがよくわからない
・店の雰囲気が外から見えず、扉を開けづらい

ちなみに、上を見て「じゃあ別の楽しみ探せば?」「少しは自分で努力したら?」と思った方もいると思いますが、それはスペースの趣旨ではありません。

問題を内在化(その人個人の問題と捉えること)させてしまうと、結局その人が頑張るという結論になってしまいます。それではビジネスにならないので、あえて外在化しやすいテーマ設定(ゲイバーに行きたくなる施策を考える)にしているのです。

ノンアル営業(コンセプトカフェ)

「お酒が飲めない(飲まない)」
「いや、そもそもバーだしな…」

という会話が出た時に「最近、歌舞伎町でコンセプトカフェという営業が流行っている」という話を思い出しました。流行病の影響でアルコール提供が禁止になった際に急拡大したらしい、ノンアルコールで利益をだすビジネス形態です。

バーの昼営業に同じ店舗でコンセプトカフェをやるのってどうなんだろう?そもそも許されていないのかな。この話は情報を知っている人があまりいなかったので、そこまでの話となりました。^

ペア割ってどうか?

会話の途中に一人で行きづらいなら、友達2人で行くという手がある。という話になりました。2人で行けばとりあえず、2人の世界は作れるので周りの雰囲気が合わない場合には2人で、合うようなら場に参加するという2択がとれます。

「ペア割の導入ってどうなんですかね?」
「う〜ん、そもそもゲイバー自体の価格が安いから更に下げる案は」

なるほど、難しい。

「月一初心者バー」を開店前店舗をお借りして開催する

全体の意見として、一番「良さそう」となった意見が「間借り、月一初心者バー」です。開店前の店舗をお借りして、初心者限定で入れるバーを開催するという案です。

まず初心者限定にすることでハードルが下がります。バーの雰囲気やシステムの聞きやすさ、あとは”無料紹介所”的に相手に合ったバーを紹介できればいいんじゃないかなという感じです。

最近、配信者の方がバーをやっている形態もあるので、それに近い形になるんじゃないかなと予想。

スペース自体に50~80名のリスナーがいたのですが「これ聞いてて楽しいと感じることができる人なら、ゲイバーは楽しめるはず」という意見も出て面白かったです。

地域密着型ゲイヤンキー

で、最終的には「ゲイバーは面白いから、試してみてほしい」という雰囲気でスペースは終わった。終わってから少し考えたのだけど、少し地元ヤンキーみたいな意見展開に寄ってしまったかなと思った。

地元ヤンキー、つまり「地元じゃ負け知らず」、その場の勝者であり、場で好き勝手できるから楽しい。嫌なら出てけよ。みたいな。

ちゃんと場で敗北を感じている人の意見を拾えているか、考えながらファシリしないといけませんね。反省。

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