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Godox AD100Proの緑被りについて

Godox ADシリーズの末っ子350ml缶サイズで大人気のAD100Pro君ですがお値段やサイズ感などオフカメラライティング入門に持って来いなのですがひとつ重大な問題が・・・

緑被りが酷い!!!!!!!


AD100Proの緑被り(色温度も高いので青緑になってます)
比較対象のAD300Pro

どうでしょう?
結構緑被りしてませんか・・・
AD100Proのみでライティングするのであれば問題は無いのですが他のストロボとミックスすると気になってくるレベルです。

で、これを手っ取り早く補正する方法が1つ

FUJIFILM 撮影用色補正フィルター CC M05を使うことです!

右がFUJIFILM CC M05、左がGodoxV-11Cに入ってるマゼンタフィルター

これを使うとこんな感じに、ちゃんと色補正できます。

AD100Pro+M05 色補正後

カラーメーターで計測した具体的な数値が以下です。

AD100Pro
色温度 6230K
Ra 97.1
R9 88.3
CCi 0.4M(マゼンタで補正しろって言う意味です)

AD100Pro+CC M05
色温度 5853K
Ra 95.8
R9 90.2
CCi 0.2G(グリーンで補正しろって言う意味です)

AD300Pro
色温度 5912K
Ra 98.3
R9 97.1
CCi 0.0M

AD100Pro+Godox マゼンタフィルター(参考)
色温度 4919K
Ra 87.5
R9 59.4
CCi 1.4G(グリーンで補正しろって言う意味です)

数値の説明ですが色温度は5000~5500K(ケルビン)を基準としてそれ以上になると青く、以下になると赤っぽくなると思って頂いたら良いです。
太陽光が5000~6500Kぐらいです。
白熱電球が3000K前後になると思います。

Raは演色性のを表しており数字が高いほど色が正しく発色します。
写真撮影に向いているのはRa90以上がオススメです。
一般的な蛍光灯だとRa60前後だと思います・・・
R9は赤色の再現度になります、トマトやりんご、後はこの数値が低いと人肌も血色が悪くなりがちです、蛍光灯の下で撮影したらたまにゾンビみたいな肌色になるのはこの数値が低いからです。
こちらも80以上が望ましいです。

上記を踏まえてみるとGodoxのフィルターがいまいちな数値になってますね、演色性も低くなってマゼンタが強すぎるのでグリーンで補正しろって出てます。

シートフィルターですが照明用ではないので熱にそんなに強くありません、そのまま貼り付けると連続発光で溶ける可能性もあるのでご注意下さい。
Godox AK-R1のフィルターホルダーに挟んで取り付けるのが良いかもです。
私はパーマセルで貼り付けたりしてますが・・・

(追記)AK-R16と言うカラーフィルターセットも売ってました。

これ付属の色温度変換フィルターも演色性悪くなる気がします・・・

これで皆さんの悩みが解決しますように。
ではまた!

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