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『SNSよ、ぼくを生かして』とは何か

こんにちは、ヒサノモトヒロです。

この度、個展『SNSよ、ぼくを生かして』を開催する運びとなりました。
ではそもそも、『SNSよ、ぼくを生かして』とはどんな展示なのか?

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ヒサノモトヒロという展示物


この展示における展示物は、『ヒサノモトヒロ』という存在です。
関東某所の、とある何もない空間に15日間自らを監禁した『ヒサノモトヒロ』を、ご覧頂きます。

この空間には、SNSを使う為に必要な【トイレ・電気・WiFiルーター】のみが存在します。
飲料水や食料をはじめ、生活に必要なものは一切存在していません。

『ヒサノモトヒロ』は、この展示開催期間中、機材トラブルがない限りライブ配信で、自らを配信し続けます。

その中で、『ヒサノモトヒロ』は生きていくのに必要な行動を取り続けます。
SNSのみに頼って人は15日間生き延びれるのか、それとも死んでしまうのか。SNSは人を生かすのか、殺すのか。『ヒサノモトヒロ』を通して一緒に観察してみましょう。

この展示はSNSです


この展示はSNSそのものです。

まず、『ヒサノモトヒロ』はこの展示においてSNSアカウントでしかありません。
ですから、SNSアカウントの範囲内でしか行動しません。

会場の場所は非公開です

展示会場は『ヒサノモトヒロ』にとっての家です。
一般的なSNSアカウントは、家の住所を公表しません。
しかし、友達や会ったことのある人、仕事をした人やその他信頼できると判断した人などを家に呼ぶことはあるでしょう。

ですので今回の展示もそれに沿って、展示会場の住所は非公開にさせて頂きます。一応ざっくり埼玉県です。

おいでの際は、「展示に行っていい?」という旨をDMかLINEにてお問い合わせください。
随時対応させて頂きます。

ほしい物リストの公開

会期中、必要だと感じたものをほしい物リストへ追加していきますが、送る必要はありません。

視聴者や来場者もSNSです

この展示において、『ヒサノモトヒロ』はSNSのメタファーですが、『ヒサノモトヒロ』から見れば皆さまがSNSだといえます。

皆さまにおかれましても、自らがSNSであると自覚し、SNS然とした行動(一方的な批評・自由な言論・誹謗中傷など)を心がけてください。

最後に

僕は主にSNSを通して仕事をいただいています。

これは恵まれた事ではありますが、裏を返せばSNSが無ければ仕事がなく収入もない。すなわちSNSに生活を握られているとも言えるでしょう。

巷ではSNS上の問題が噴出し、時として世論や人命を左右する力すら持ってしまったこのSNSという所謂プラットフォームに、こうして依存し生かされている。

『ヒサノモトヒロ』というアカウントとして過ごす時間が長くなり、ある種人格のようなものが芽生えはじめる。

しかしこの人格のようなもののアイデンティティはどこにあるのか。
『ヒサノモトヒロ』のイニシアチブは僕にあるのか、あなた達にあるのか。

『ヒサノモトヒロ』とは何なのか?人なのか、アカウントなのか。
そもそもそんなものは存在するのか。

それを知る為に、皆さんSNSに僕の生殺与奪権を預けます。

生かすも殺すも皆さん次第です。
気負わずに、いつも通り楽しんでください。

SNSよ、ぼくを生かして。

ヒサノモトヒロ

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