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J-JUN『木蘭の涙』に見る歌手としての課題と提言(追記しました)

追記部分は太字で書いている冒頭の部分と、最後に私の率直な感想を追記しています。

ジェジュンのカバーアルバム第3弾『Love CoversⅢ』の収録曲の中から、『木蘭の涙』が先行配信されました。
この楽曲をカバーする彼の歌から、今までにない彼の歌声と共に、兼ねてより感じていた1つの課題があらためて私の中で浮き彫りになりました。
今回の楽曲に使われている新しいと感じる歌声は何なのか、ということと、そこから見えてきた歌手としての課題、さらにはオリジナルであるスターダスト☆レビューのボーカリスト根本要の歌との聴き比べ検証などを記事にしました。
多くのファンが絶賛しているというのも聞きましたし、動画のコメント欄も拝見しました。ですが、私は今回のこの曲の彼の歌に関して多くのファンと同じようには感じられなかったものがあります。そのことを追記項目で書きました。

この記事は決して批判的な内容ではなく、日本の多くの優れたボーカリストの歌声を聴いてきた立場から、ジェジュンという歌手がさらに進化していく可能性についての提言を専門家として進言するものです。
内容的に記事の真意を読み取れる読者にだけ提供したいと思いますので、レビュー記事としては高額に設定しました。
冒頭部分だけ公開します。

『木蘭の涙』という楽曲


今回先行配信された『木蘭の涙』という楽曲は、ロックバンドであるスターダスト☆レビューのバラード曲です。
この曲は、1993年3月にリリースされ、JAPANESE DREAM7月度月間グランプリを受賞している名曲です。
叙情的な歌詞と、物悲しいメロディーで聴く人の心に迫ってくる印象的な曲です。
この曲は、スターダストのアルバム『SOLA』(1993年3月発売)の1曲目に収録され、のちにシングルカットされて7月に発売され、15万枚のヒット曲となりました。
2005年にニッカウヰスキーのCMソングとしてアコースティックバージョンが録音され、同年5月に『木蘭の涙〜accoustic~』として発売。
これまでに坂本サトル、佐藤竹善、小田和正(音楽番組『クリスマスの約束』で共演)など、又、2010年代に入り、高畑充希、夏川りみ、クリス・ハート、松崎しげる、林部智史、谷村新司、坂本冬美、五木ひろし、島津亜矢など、これまでに30人以上のボーカリストがカバーしている名曲です。

オリジナル『木蘭の涙』との聴き比べ

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