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稲木紫織のアート・コラムArts & Contemporary Vol.24
友人の旅好きな手芸アーティスト、松下あつこさんは布を使ったバッグやブローチ、ターバンなどを、アイルギブ(aillugib/I will giveから派生した「あげるもの」という意味)というブランド名で制作している。彼女の作品の中で最も人気が高いのが、くまのぬいぐるみ“くまポフ”だ。単なるぬいぐるみを超えて、独立した存在感で一人歩きする“くまポフ”の魅力は計り知れない。
くまポフたち
2016年には、ロサンジェルスのギャラリーで、“くまポフ”100体を展示する個展が開催され、彼女の指導のもとに“くまポフ”を作るワークショップも人気だったという。そんなあつこさんは、アーティストになるまでは敏腕編集者で、何10冊も書籍を出版。直木賞作家の担当だったことも。
LAでの個展
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