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つれづれ日記 13 私の健康法

「あなたの一番の自慢は何ですか?」と聞かれたら、
「健康なこと、身体が丈夫なことです」と答えるでしょう。
もし身体が健康でなければ、これまでも自分がしたい仕事をし続けることができなかったでしょうし、何かを成し遂げるために必要な気力も維持することもできなかったでしょう。
私が74歳になった今日まで、ほとんど病気という病気をしないでこれたのは、勿論丈夫な身体に産んでくれた親のおかげだったと思っています。
父は91歳、母は95歳まで生きた私の両親は、私が生まれてから彼らがこの世を去るまで病で、寝込んだり入院したりという記憶がまったくなく、二人とも死の際の病名は「老衰」で、自宅で家族に囲まれながらの大往生で天寿を全うすることができました。
健康で長生きできた両親を見ながら、彼らがどうして健康で生きられたのだろうと考えたとき、私がいつも感じていたのが「規則正しい生活」と「バランスのとれた食事」ということでした。
父も母も、酒も煙草も嗜まず、どんなときも質素ながら母がつくる家庭料理を食べて、絵に描いたような慎ましい暮らしぶりだったので、それが健康であるためのいちばんの秘訣だったと思うのです。
ところが私は、ついこの間まで生活は不規則で不摂生そのもの、社会には両親の時代よりも健康に良くない食品が溢れる時代ですし、お酒は飲まないものの、長い間煙草を吸ってきたので、両親のように長生きはできないだろうと思っていました。
それでも入院した経験は40代のはじめ頃に「子宮内膜症」で子宮を切除した以外
まったく病気をした記憶がありません。

もう10年以上前になりますが、『レオニー』をつくった50代の終わりから60代の中頃まで、日本とアメリカを往復した距離をパスポートを紐解いて計算したところ、なんと42万3000キロもの距離を飛行機で太平洋を渡り、日米を往復したことがわかりました。
地球13周半にも及ぶ距離を、毎回、飛行機のエコノミー・クラスで移動しても時差ぼけに悩ませられることもなく、いつも元気だったのですから、やはり人一倍丈夫な身体に恵まれたと言えるのでしょう。

そのように、私が健康でいられる理由はひとえに生まれ持っての丈夫な身体のおかげなのですが、「どうしてそんなに元気なの?」とか「若いですねぇ」と言って頂くことが多いので、今日は私が健康を保ってきた秘訣についてお話ししたいと思います。
まず第一に言えることは、両親の姿に学んだ「バランスのとれた食生活」にあったと思います。根がものぐさで、ずっと仕事に追われる日々を送ってきたので、健康のための運動などは何一つしたことがないのですが、最近、健康維持のためにコンスタントに続けていることは二つあります。
まず、50代の半ばで突然見舞われた、更年期障害の解消のために始めたホルモン補充療法と、ここ数年欠かさず通っている最先端骨格矯正です。

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