いつまで続くのか?
今朝はイヤなニュースで1日が始まった。
楽しみにしていた友達の舞台が、土壇場で公演中止になった。
役者が一人、コロナになったらしい。
昨年はスタッフにコロナが出て中止になり、土壇場での中止は二度め。
演出も脚本も役者も毎回素晴らしい。
情熱を注ぎ、本気で取り組まれた作品の1つ1つが、観る人に輝く記憶を残してくれる。
そんな彼らの舞台を、もう三年近く観れていない。
予定して頂いていたのに申し訳ない、と、謝罪のラインが来たが、謝られるこちらが申し訳ない。
誰も悪くないし、沢山練習して、劇場にも安くない支払いをして…。
先月は、別の友人の舞台も中止になった。
舞台監督がコロナになったらしい。
ここまできたら、舞台をやるのもギャンブル。
コロナになるかならないかのギャンブルだけど、どんどん勝率が下がっている。
こんなことがいつまでも続くと、誰も舞台をやろうと思えなくなるだろう。
劇場もどんどん潰れるし、役者も破産するじゃないか…。
言っても仕方ないという諦念の中に、ふつふつとやり場のない怒りが込みあげてくる。
そして夜。
塾講師のアルバイトをしている娘が、
「中3の生徒がコロナになった。
私立は受験できず、都立は9割採点だから、どちらも厳しいだろう」
と、肩を落として帰宅。
今まで、学校を終えた疲れた体で塾に通い、テレビも部活も犠牲にして、必死に勉強してきたのは一体何だったのか?
本人の気持ちを考えると、他人の私まで悲しく、そして腹が立つ。
運が悪いで片付けられない。
オリンピックの選手も。
甲子園を諦めるしかなかった球児達も。
皆が我慢しているんだから、自分たちも我慢しなきゃ、と思うしかないのか?
理不尽。
戦時中なの?
戦時中なのか。
コロナに泣く人が沢山いる一方で、コロナで得して大儲けしている人もいる。
ほんとに戦時中と似ている。
それにしても…。
受験生だけは何とかしてあげて欲しい。
できそうなのに、なぜできないのか?
沢山の人がそう思っているはずなのに。
自分の国の融通のきかなさが悲しくなる。
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