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あそぶ!ボードゲーム -004- PARKS(ソロプレイ)編

うちにあるボードゲームをプレイ風景とともに紹介していく第4弾。今回は、PARKSです。いつもは家族4人でしていて、このPARKSも例にもれず、これまで3人か4人かしかしたことがなかったのですが、今回は家族全員おのおののことをやっているので、ソロプレイを試してみました。
複数人プレイでの雰囲気を残しつつ、初回ということもあるかもしれませんが、最高レベルを目指すとするとまずまず難しめのゲームになっていました。

テーマ

そもそものPARKSですが、4つの季節を通じてアメリカにある59か所の国立公園をいくつも訪れてその景色を満喫する、という旅?をテーマにしています。コロナ禍で少しでも旅気分を味わえるかと思い、だいぶ前に米国アマゾンから購入してみました。(なので英語版です)

ちなみに、英語版のボードゲームだと、ルールを読み取るのも一苦労なんですが、だいたい書き方のパターンは同じなので、慣れてくるとちょっと時間はかかりますが割と理解できるようになりました。微妙な細かい点についてわからないこともありますが、ネットで検索すれば出てくるのでそれで事足ります。初めてゲームする人への説明は難しいので、そこだけ簡単な説明用の資料を作っておくといいかもしれないです。

メインボード(複数プレイのときとだいたい同じ)

で、ソロプレイのテーマですが、自分はハイカーになって、自動で動くレンジャー(国立公園の景観等を守る人?)との駆け引きをしながら、通常ルール通りの得点方法で、より高得点を目指します。

システム

PARKSの基本は、サイコロのないすごろくです。
上の絵の下の部分に人の形をした駒があると思うのですが、これを好きな数だけ前に進めて止まったマスの効果を適用します。後戻りはできないので、必然とゆっくりした行動になります。ちなみに、この下のマスは毎回順番が変わるので、毎回作戦も変わります。
マスの効果は、基本はリソース(水、太陽、山、木、オールマイティ)の取得ですが、たまにそれ以外の特殊効果もあります。このリソースを集めて、最後国立公園を訪れて、それが得点となります。

それ以外にも、個人目標による得点や、カメラで写真を撮れる機会があるのでその写真でも得点を得られたりして、得点パターンも多すぎず少なすぎず、とわかりやすくなってます。
アイテムも水筒とギアの2種類あり、水筒は獲得した水リソースを入れることで効果を発揮する、ギア(上の写真の中段)はリソースの支払いを少なくしたり、別のリソースを獲得できる選択肢が増えたりと、それぞれ特徴あるものになってます。

ソロプレイ時のレンジャーのためのカード

さて、今回プレイしたソロモードですが、ギアのカードを使ってレンジャーを進め、止まったマスにあるリソースが3つ貯まると特殊なイベントが発生するようになってました。
上の写真で、あと一つ太陽のリソースをレンジャーが得ると、右のカードの上段のほうが発動します。ここでは、自分のハイカー駒は2つあるのですが、その後側の駒を前の駒と同じ位置に移動する、ということになります。これにより、ゆっくりとリソースを集めながら進もうとしていた計画が崩れる、といったわけです。下段は水があと1つ集まってしまうと、手持ちのリソースのうち4個捨てなければならないという、こちらも結構厳し目のイベントです。

ソロモードでの目標得点

そして、ソロモードの場合は目標の得点が決まっていて、30点以上とれば最優秀の結果となります。今回プレイした結果は23点だったので、下から2番めでした。
複数人プレイでは牛歩戦術でなるべくゆっくり動いていくのですが、ソロプレイではかなりレンジャーのスピードが速く、やりたかったことができないまま終わってしまいがちでした。

最終結果(国立公園16点+個人目標2点+写真5点)
※左:国立公園カード、真ん中:ギア、右:水筒、下の小さい正方形は写真、右下はリソース(オールマイティ)


感想

今回、ソロプレイを初めてプレイしてみたのですが、思っていたより普通に複数人でやっているときに考えていることと同じような感覚でした。慣れてしまうと相手の動きの特徴がわかってくるかもしれないのですが、何回かは一人でやってもじゅ十分楽しめそうな気がしました。
そもそものPARK複数人プレイの方は、シンプルなルールながら考えさせられるところもあり、ただそこまで長考することも少ないちょうどいいバランスとなっていると思います。また、カードのデザインなんかも非常にいいので、誰かが考えているときにカードを見て、現地の国立公園がどんなところかの想像を膨らませることができる、とても好きなボードゲームです。

【勝手に5段階評価】
 ①ルールの簡単さ:🙂🙂🙂🙂
   基本は単純。すぐに覚えられる。
   一部判断難しい所あり(英語だから?)
 ②考えさせられ度:🤔🤔🤔
   選択肢は少なく1回で得られる得点の幅も大きくはないので、
   迷いは比較的少なめ。
 ③デザインの良さ:✨✨✨✨✨
   テーマにあったカードの見た目やリソースなどのデザインも◎
 ④ゲーム時間長さ:⏱⏱
   慣れてくれば60分ちょっとくらい。
 ⑤盛り上がり度合:🎉🎉
   淡々と進める感じなので盛り上がりにはかける。
   静かに自然と自分とを対峙させる感じ。
 ⑥またやりたい度:🔥🔥🔥
   たまに、ふと「あったびに行きたい」みたいな感じで思い出す。

次回も面白かったゲームを紹介していきたいと思います。
心静めながらのご清聴?、ありがとうございました。

PARKS
製作:HENRY AUDUBON
出版:KEYMASTER GAMES LLC