【2022/2/27日記】江戸川散歩

 散歩が趣味だ。

 散歩が趣味という言葉自体がえらく地味な字面ではあるが、歩くだけで気分転換になる上お金もそんなにかからないのは散歩のいいところである。

 一口に散歩といえど、家の近くのお気に入りのルートを楽しむであったり、はたまた小旅行レベルで知らない街に赴くなり楽しみ方の裾野も広い。

 散歩はたいていなんとなく開始地点と方角を決めて歩くというスタンスなのだが、今日は千葉県の江戸川沿いを歩くことにした。

 これは今の下宿が東京の左の方であるため、意図的に千葉まで一度でないと荒川にぶち当たって満足してしまいそこから東側には中々いかないからという恐らく私しか考えていない考察の結果である。

 というわけで、常磐線の松戸あたりをスタートに疲れるまで川をくだっていく。

江戸川の河川敷、川側の写真を撮ってなかった

 写真を全く取っていなかったため、何?みたいな写真しかないが、さすが土曜日の休日ということで結構な人が河川敷沿いで思い思いの時間を過ごしていた。

 千葉県側の堤防の外には畑と新興の住宅地が見える。大分川に近いが氾濫とか大丈夫なのだろか。

 そんなこんなで、ゴルフのパターを練習するシニア達の姿を横目に河川敷を歩くと、矢切の渡しの文字が見えた。例にもれず写真はとっていないため観光案内サイトの写真を乗せる。

画像引用元)葛飾区観光案内サイトより

 こんな感じで渡しの船がやっていた。画像だと奥の船着き場がやや心もとないが、実際はもうちょっと歩いても大丈夫な感じだった。川向うの東京側に渡れるので乗ってみる。大人一人200円とリーズナブルで、船頭の兄さん(至極どうでもいいが大学を3日で中退した友達にすごく似ていた)によるとゴルフやってるシニアにビール売ったほうが儲かるらしい。世知辛い。

 船着き場を降りると東京、葛飾区である。せっかくなのでフーテンの寅でおなじみ柴又帝釈天に立ち寄る。

柴又帝釈天

 実は初めてきたのだが、柴又帝釈天って日蓮宗なの知らなかった。リアルタイムでやっているお経というか祈祷?をスピーカーで流していて個人情報の漏洩をほのかに心配する。

 川沿いに戻り、ひたすらに河川敷沿いを歩く。東京側はゴルフ禁止らしく、若年層が野球やらサッカーやらをしていた。あとフリスビーがあったのだが、流行ってるのだろうか。明らかにグループごとに違うルールでフリスビーをぶん回しており、自由を感じる。途中からは野球少年が無限に続き、野球文化の繁栄を感じる。

 京成本線と総武線が江戸川を越境しているあたりに差し掛かり、足にも疲れが見えてきたため総武線の市川駅を目指して歩く。渡しと比べて橋は高低差と距離があるので長く感じる。蛇足だが別の折にレインボーブリッジを歩いて渡ったときもえらい長かった。歩いて渡れるのことはそんなに知られていない気がするので、おすすめである。

 市川駅の位置をグーグルマップで調べていると、展望台の文字が見えたので登ってみる。駅前にあるタワマンの屋上だが、きちんと展望台として機能していた。

展望台から江戸川、上流方向

 風は強いが天気はよく、展望が良い。右奥の方からずっと歩いてきたわけだ。歩いている時は意識しなかったが、結構川が蛇行していることがわかる。
 散歩の最後に高いところにいってルートを確認できると達成感を感じる。

 もうちょっと歩けそうだったので、市川の一駅先の本八幡まで歩く。マンションにまぎれて、化学系の工場や会社がチラチラとある。不思議な感じの店を見つけるのも町中散策の楽しみだ。

こういう木の繁ってる店、孤独のグルメでみる

 そんなこんなで駅につき、帰路につく。毎回散歩から帰るたびに、ルートのメモと写真をとるのを忘れていたなと思うのだが、毎回忘れているのでお察しである。今回は川沿い15キロくらいを歩いたが、機会があれば海まで歩いても楽しいかもしれない。

 以上

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