志について調べてたら良記事に出会った。

https://www.kurilon.co.jp/upload/training_text_kokorozashi070707.pdf

志とはなにか。

志とは、次のような意味を持つらしい。

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➀ある方向を目指す気持ち。心に思い決めた目的や目標。
➁心の持ち方。理念・信念・理想。
③人に対する厚意(思いやり)。人を思う気持ち。
④好意・謝意(感謝の心)などの気持ちを表す贈り物。
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「志」は「心」の上に「之」(=向かい行く)がのった漢字で、「之」の 音でシと読み、心の向かうところ、心の目指すところという意味になります。
目的、目標、理念、信念、理想という人の心が向かい目指す方向と、人を思いやる気持ちとが一緒になっている言葉
自分と他の人とを広く包み込んだ言葉、それが「こころざし」です。
自分の心の中に とどまらず、自分の外に出て人を思うことが一つの言葉にこめられている。

「目的、目標、理念、信念、理想」といった意味と
「他者、社会、世界」に対して思いやる気持ちが
合わさっている言葉なんだなぁ。

「他者、社会、世界」などへの思いやりや愛が内包されている
自身もしくは組織が掲げる「目的、目標、理念」というのが【志】。

パーパスと近い言葉。


志は、具体的な課題の達成などに比べて、もっと高い目標、理念や理想に使われる言葉

「こころざし」は、具体的な課題の達成などに比べて、もっと高い目標、理念や理想に使われる言葉です。
こころざしは到達点ではなくて、人生において「向かい行く方向の基準」で、船にとっての羅針盤のようなものです。いえ、羅針盤以上です。羅針盤からは進む方向は分かっても進んだ距離は明らかになりませんが、こころざしからは進む方向だけでなく進んだ距離までも分かるからです。帆船時代の航海では、方向を示す羅針盤以外に、六分儀やクロノメータなどの計器で経度や緯度を測り、船の位置や進んだ航程を求めていました。こころざし、理想に現状を照らし合わせることで、今日は昨日より進んでいるとか、昔の自分よりこころが広くなったなどを明らかにできます。他の人と比べてどちらが前か後かなど位置関係さえ比べられます。こころざし、理想は、羅針盤と六分儀、クロノメータを兼ね備えたようなもので、人生の航路で方向や位置や航程を明らかにして人を導く基準となる

志は、具体的な数値目標というよりかはもっと抽象度の高い目標や理念に使われる言葉
また、進むべき方向だけでなく今いる位置進んだ距離を明らかにして
人や組織を導く基準となる。

こころざしの正しさはどのように分かるのか?

この問いは自分で正しいと思う志が一般的に正しいことだと言えるのか?ということ。

こころざしの正しさは、人が他の人と取り 結ぶ関係(社会関係)の中で確かめられると思います。尤も、こころざしの中味が人と人との関係に無関係なら別ですが、多くの場合、こころざしは人と人との関係に結び付いて社会性を有しています。
逆に言えば、人と人との関係に無関係な、社会性を欠いたこころざしや理想にはさほどの意義が無いとも言えます。
・こころざしの道を歩んでいくにつれて、自分と他の人達の両者に幸せがもたらされてくるのか?
・その道を進むことは両者の能力を解き放っていくのか? 両者をより気高い人に導いていくか?
・自分の心に大きな喜びが生まれるような、他の人との心を開いた交わりに導いていくのか?
・感情的にではなく理性的にものごとを考え判断した結果、こころざしは正しいと思えるか?
これらへの答がイエスなら、そのこころざしは一般的に正しく真っ当だと考えて間違いはありません。 自分と他者との幸せ、能力の解放、気高さ、喜び、理性との一致が確認できるなら、それは自分だけに とっての正しさではなく、社会的な存在である人間のあるべき姿の確認になるからです。

「他者、社会、世界」などへの思いやりや愛が内包されている
自身もしくは組織が掲げる「目的、目標、理念」というのが志。
利他が含まれない利己的な目標は志ではない。
また、自分では思いやりや愛があると思っていても相手がそれを感じなければ、それは自己満になってしまう。
価値があるかは受け取る側が決めるもの。



志について調べている中で出会った記事でしたが中盤から後半は人としての在り方や人間関係、組織の在り方についても書かれていました。
そこも含めてとても勉強になりました。

ぜひ読んでみてください。

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