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【子育て・教育】人とまち、公園を“育てる”交流拠点。こういう施設が岡崎市にも必要だ〜子ども室内遊戯施設「はれっぱ」〜

夜でもヒルタです。私は、「しあわせな+1時間を 岡崎市」をキーメッセージに、岡崎市を「子育て・福祉・産業・まちづくり」において「日本全国のモデルになるまち」目指して活動しています。
家族との時間・学び直し・まちづくり活動・趣味や休息等……つまり、自分自身が本当にやりたいことができる時間が、「しあわせ」につながると信じています。20年、30年先の岡崎市の未来をともにつくる。

私、ひるた浩一郎は、現役世代とともに「子育てしやすく稼ぎ続けられるまち」をつくっていきます。

様々な対話を進める中で、現役世代の皆さんから「雨の日でも、暑くても、寒くても、子どもと遊べる施設がほしい!」という声をよく聞きます

私自身も様々なイベントの取り組みをしてきました。しかし、雨が降ったら「中止」という屋外ならではの恐怖にいつも怯えています。雨が降って悔しい想いをしたことは何度もあります…。

全天候型の南幌町(北海道)の子ども室内遊戯施設「はれっぱ」の取り組みがめちゃくちゃステキで、こういう施設を岡崎市でも必要だと感じました。


子ども室内遊戯施設「はれっぱ」‐南幌町(北海道)

南幌町(北海道)の資料がすごくわかりやすいので、ぜひ、子育て支援をしている自治体職員の方はみていただきたい。

そもそもわかりやすい資料を公開してくれている南幌町、ステキ!

「子ども室内遊戯施設「はれっぱ」」公開資料

これが10億円弱で、国からのお金をつかって実質5億円未満でできていることが驚き。資料見ると、一般財源は約2,600万円しか使っていない。企業版ふるさと納税で約2千万円集めたりと税収や交付金だけに頼っているわけでもない。

南幌町資料から抜粋

5か月で12万人の利用者!

南幌町の人口が約8,000人。そんなまちにある施設の利用者が、リピーターもいるとしても12万人! 

近隣市である札幌市等から来ているとのこともありますが、こうした施設があることでお金が南幌町で使われたり、まちのことを好きになったり、関係人口として関わっていくきっかけにもなる。

1歳児から中学生まで、幅広い年齢層の方が集まれる場だからこそ盛り上がっている。

他自治体だと「未就学児まで」や「小学校低学年まで」といった施設もあるなかで、幼児から中学生までの幅広い層が集まれる…異学年交流にもつながっていくと感じます。


自治体だけではなく、官民連携でつくるDBO方式(PPP活用)

これまでの自治体がつくる、いわゆる「ハコモノ」は行政が考えて、行政が仕様設計をしてつくるものでした。だからといってはなんですが、おもしろみに欠けた「たしかに合理性はあるけど、そうじゃないんだよね……」といった声が出てしまう設計も多数ありました。

現在は、PPP・PFIの手法として、民間企業と連携してつくっていくことが主流です。

南幌町の場合は、DBO方式「Design(設計)・Build(建設)・Operate(運営) +エリアマネジメント」…でつくっていったからこそ魅力ある場になっています。

行政が不足しているノウハウを補うため、設計段階から運営事業者も含む民間のノウハウ や創意工夫を最大限活かし、整備費用の圧縮や維持管理コストの抑制、さらに効率的で質 の高いサービスの提供が期待できるDBO方式の採用を決定。

南幌町の資料から抜粋


単に「ハコモノ」をつくったわけではなく、そこでの利用方法や活用方法までしっかりとデザインされています。

また、想像ではなく住民とのワークショップや意見を取り入れてつくることで住民の使い勝手が良いものになっています。

まさに官民連携のハード整備におけるお手本のような取り組み。前例がまだまだ少ない中で、南幌町の職員の士気の高さがうかがえる……。

元 自治体職員である私の目線からみて……南幌町すごい! 子育て施設つくりましただけじゃなくて、そこに至るプロセスも含めて、南幌町すごい!

岡崎市 りぶらにも「キッズスペース」はある

岡崎市図書館交流プラザ(りぶら)にも「キッズスペース」はあります。たくさんの親子が利用しています。

遊ばせるだけではなく、本に親しめるように「子ども図書室」も設計されています。私がはじめてりぶらを訪れた時に「子ども」と「おとな」の図書スペースが区切られていることに驚きました。子どもは子どもで安心して楽しめるつくりになっており、とてもステキだと感じました。

親目線でりぶらの「子ども図書室」について書かれたブログがこちら。

屋外施設も魅力的! 岡崎市の籠田公園や天理駅前広場コフフン

魅力的な屋外施設は増えてきています。
岡崎市でいえば、籠田公園が再整備されて平日の昼間も子どもたちでにぎわっていますし、休日もイベント利用などもされています。

天理市の「天理駅前広場コフフン」もすごくステキでして、利用者からの評判がめちゃくちゃ良い。


屋外施設・公園利用は少しずつ進んできていますし、大事なことです。

しかし、酷暑が続く現在、全天候型の子どもが遊べる施設が求められてもいます。真夏に公園で遊ばせるには「危険」なレベルになりつつあります。

「市外の方、お断り」にしない勇気

「まちの税金を使っているのに、なんで外の人たちに利用させているんだ!!」という声がたまにあります。税金でつくったんだから、住民に還元すべきだという視点に基づいての主張です。

これはこれでわかります。

しかし、こうした「子育て施策」についてや「これからのまちづくり」においては、関係人口をどうやって増加させるかが重要です。そもそも「そのまちのことを知らない」から、移住にもつながらない。関わってももらえない。

人口減少時代において、自分たちのまちだけを考えるのではなく、広域的に連携共創しながら取り組みをすすめていく必要があります。

南幌町「はれっぱ」にしても、市外利用者が多いからこそ5か月で12万人の利用者につながったわけです。「外の人」が利用することのメリットは、以下のようなことがあります。

▼外の人が利用するメリット

・地域活性化と経済効果:町外からの来訪者も受け入れることで、地域の活性化と経済効果を増大させることができます。訪れる人々が地域の飲食店やお店を利用することで、地域経済にプラスの影響をもたらします。

・広域的な魅力の創出:施設が地域外の人々にも開かれていることで、より広範囲からの魅力ある観光地やレジャースポットとしての認知を得ることが可能です。

・知名度とイメージの向上:他地域の人々を受け入れることで、その地域の知名度やイメージアップに繋がります。これは長期的に見て、移住や投資を検討する人々にとっても魅力的な要素になります。

・社会的包摂と交流の促進:町民に限定しないことで、様々な背景を持つ人々が集まり、社会的な包摂や多様性を促進できます。また、地域間の交流が生まれ、新たなコミュニティの形成や協働の可能性が広がります。

・フィードバックと改善の機会:広い範囲からの利用者からのフィードバックを得ることで、施設の改善点を発見しやすくなり、より多くの人々にとって魅力的な施設へと進化させることができます。

・移住促進の契機:他地域の人々がその地域の魅力を体験することで、将来的な移住を検討するきっかけになることもあります。特に子育て世代にとって、子どもが楽しめる施設の存在は移住を考える際の重要な要素です。

施設をつくることも大事。制度を知ってもらうことも大事

「はれっぱ」のような施設が岡崎市にはないため、子育て世帯の方と対話するなかで「全天候型の遊ばせられる場がほしい」といったことを聞きます。

子育て支援制度についても「知らない」ことがたくさんあります。岡崎市としても、様々な支援制度があります。子育て制度で全国的に有名になった明石市(兵庫県)と比較しても多少の違いはあるにしても、特別大きな違いがあるわけではありません。(給食費無償化は岡崎市できていないですが…)

制度に違いが少なかったとしても、明石市と岡崎市の差はなにか。

「周知」と「使い勝手の良さ」の差です。

たくさんの制度があったとしても、それを「知らなかった」人は使えない。めちゃくちゃもったいない状態が今起こっています。

「自分のことだから自分で調べろよ」ということではありません。妊娠出産の大変な時期に自分で細かな情報を収集することが負担になってしまう。もっと簡単に自分たちに合致した補助金情報や支援情報を入手できるかどうか。

母子手帳を渡すタイミングや出生届出を出すタイミング等、様々な方法でお知らせすることはできるはずです。「広報誌に書いてあります」ではなく、しっかりと一人ひとりに合致した情報提供をしていけるか。

そして、使い勝手の良さも重要です。
「え、何枚、同じこと書かせるの…?」
「え、子育てで大変な状況で、市役所に出しにこい…だと?」
「え、利用できるのは…1か月先……だと?」

現在、そんな声があります。もっと便利に、もっと使い勝手を良くしていく必要があります。ただでさえ忙しい現役世代がこうした時間を奪われないこと。めんどくさい時間を、しあわせな時間に変えることにつながります。

市民と自治体の距離が遠く溝があると、「はれっぱ」のような施設もつくることはできません。様々な制度を知ってもらうこともできません。

もっともっと市民と自治体の距離を縮めなければもったいない。せっかくあるのにつかわれない、もったいない状態が続いてしまう。だからこそ、制度の周知や使い勝手の良さをアップしていく施策に取り組んでいきます。

さぁ、共創だ!


【岡崎市政への挑戦】ひるた浩一郎が岡崎市の新しい若きリーダーへ、意向表明の記者会見を実施(2023年10月6日)

岡崎市の新しい若きリーダーとして、岡崎市政へ挑戦します。
岡崎市の未来をともにつくっていきましょう!

記者会見の動画や想いをまとめています。ぜひ、ご覧いただき、あなたの声を聴かせてください。


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