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【市制記念式典】西尾市制70周年式典に参加! まちの価値は、想いを受け継ぎ、つむいでいくことだ

夜でもヒルタです。
私、晝田浩一郎は、西尾市(愛知県)の官民連携アドバイザーを委嘱いただいていることもあり西尾市制70周年記念式典に参加してきました。役割があるわけじゃなくて、いち参加者として。

西尾市、70歳のお誕生日おめでとうございます!

岡崎市役所時代に、様々な式典の準備などを若手特有の色々で担当したことがあります。岡崎市の市制記念日は交通誘導警備をしていました。こうした記念式典にいち参加者として参加することは実は稀。

市制記念日って何のためにするのか

様々な自治体が「記念式典」を実施します。特に10の倍数の時はそれはそれは力を入れます。自治体視点と市民視点それぞれでの意義と効果をまとめるとこんな感じ。

▼自治体視点から見た市政記念日の意義と効果
【体系的な役割】
市政記念日は地域の歴史、文化、達成を記念し、体系的に組織された形で市民に示す機会を提供します。これは、行政が過去の成果を認知し、今後の方向性を示すための重要な手段です。

【市民との接続】
市政記念日は行政と市民との間の接続を深める機会を提供します。これにより、行政は市民の信頼を獲得し、一体感を醸成できます。

【市民教育】
これらの記念日は教育的な価値もあり、市民が自分たちのコミュニティの歴史や文化を理解する助けとなります。

▼市民視点から見た市政記念日の意義と効果
【一体感と誇り】
市政記念日は市民が自分たちの地域やコミュニティの一部であると感じる一体感を醸成します。また、これは市民が自分たちの地域の達成に対する誇りを深める機会でもあります。

【知識と理解】
市政記念日は市民が自分たちの地域の歴史、文化、そして地方政府の役割について理解を深める機会を提供します。

【社会参加】
市政記念日は市民がコミュニティの活動に参加し、その発展に貢献するきっかけを提供します。これは市民の社会参加を奨励し、コミュニティの健全な発展を支援します。

開始前の会場の様子

市政記念日は行政と市民双方にとって多くの意義と効果を持つ重要なイベントになっています。だからこそ、様々な仕掛けが必要になってきます。

市民との連携した取り組み

式典なので、市長をはじめ「ごあいさつ」の時間が長いのが式典の特徴です。厳粛な空気感のもとに進行が進められるため、厳粛だからこそ出せる雰囲気もあります。一方で市民との一体感を出すために色々と仕掛けがありました。

西尾市民吹奏楽団の生演奏
西尾市の子どもダンサーたち
わくわくグリーンフェスティバル

子どもたちや市民が関わることができる取り組みをいれていました。ダンスも音楽もですし、会場の外では「わくわくグリーンフェスティバル」が開催されていました。まちの人たちがマルシェでお店を出していました。

単なる式典を式典で終わらせない。
共創や共生といった西尾市が目指すまちづくりのひとつを体現していました。

もちろん、これが唯一解ではなく様々な要素との掛け合わせ、組み合わせがあるはずです。例えば、公開フォーラムや討論会、エンターテイメントと教育プログラム、ボランティア活動などなど……
こうした要素と組み合わせることで、市政記念日はただ祝うだけでなく、市民参加、教育、そしてコミュニティの発展を促進する有意義な機会にもなります。

これを読まれている方や住民のなかには「市政記念日なんか意味がない。税金の無駄遣い」と考える方もいるかもしれません。しかし、社会的結束力の強化として、: 市政記念日は市民が共有の歴史や文化を祝うことで一体感を生み出し、それがコミュニティの結束力にもつながると感じます。ちょっとしたつながりや結束力に寄って、長期的には地域の安定性や生活品質の向上につながります。

教育的な価値として、子どもたちや大人たちが関わることで愛郷心や今後の学びと気づきにもつながると感じます。自分たちのコミュニティの歴史や文化、そして地方政府の役割について理解を深めることができます。

経済的影響もイベントを共催し、多くのお金が循環するようにしっかりと計画された市政記念日は地元ビジネスを促進し、観光業を刺激する可能性があります。これにより経済的な利益が生じ、長期的には税金の使用を正当化します。

シビックプライドとして、「うちのまち良いやん!」って少しでも市民の方々に感じてもらうためにも市民が活動に参加し、その企画や運営に貢献することで、価値や一体感が出てくるとも感じます。

神谷傳兵衛さんって、あの神谷傳兵衛さんか!!

「西尾市の偉人」として、神谷 傳兵衛(かみや でんべえ)さんがいます。日本でワイン造りを最初にした方です。

牛久市にある「シャトーカミヤ」の名称でおなじみ。現在は「牛久シャトー」をつくった人じゃないですかーーーー!!!!!

行ったことあるんですよ、牛久市でランチをここでいただきました。めちゃくちゃ美味しかった。「牛久シャトー(シャトーカミヤ)」でご飯を食べることが憧れだったんです!

声優の神谷浩史さんと小野大輔さんのラジオ番組なのに、ラジオを映像化して劇場公開した『DearGirl ~Stroies~THE MOVIE』の聖地が牛久市なんですよ! 牛久シャトー(シャトーカミヤ)に行っているんですよ!!! 

2016年 シャトーカミヤにて
牛久といえば、牛久大仏

めちゃくちゃ牛久市も良いところだったんですけど、まさか、神谷傳兵衛さんの生まれの地が西尾市だとは当時は全然意識していなかった。。。!
つながりがある、って知った時の衝撃たるや! いろんな地域と関わらせてもらってたり、訪れてたりするとこういうことがあるから、楽しい。シナプスがつながる瞬間って気持ちいい。

これからの未来

「どうする家康」で岡崎市も舞台になっていますが、同じ三河、もっというと西三河として岡崎市も西尾市も縁が深いまちです。聖地巡礼のひとつになっています。

岡崎市は107年。西尾市は70年。隣接している自治体だからこそ、様々な相乗効果を発揮できるようなまちづくりが今後ますます重要になってくると感じます。

岡崎市や西尾市といっただけではなく、自治体だけではなく、広域・近接問わず、連携を促進していろんな方々の力をつかってまちを良くしていくことができる。偉人を偉人たらしめているのは、その人だけではなくてまわりの協力もあったからこそ。

中日ドラゴンズで絶対的な守護神として活躍した岩瀬仁紀さんが、市民栄誉賞を受賞されました。おめでとうございます!

「エリート高校出身じゃなくてもプロになれる、ということを体現できた。プロ野球選手やメジャーリーガーになる人たちがここから生まれてくることを願っています」といった旨のことを岩瀬さんが受賞コメントでおっしゃっていました。まさに「夢」を「目標」にして突き進めばいけるんだ、ということが未来をつくっていくことだなと感じました。

市民栄誉賞を受賞した岩瀬仁紀さん

これからの未来をともにつくっていく。そうした意思と想いがずっと受け継がれてきたことが未来につなげていく本質。

さぁ、共創だ!

サポートありがとうございます! プレッシャーいただけたと感じてがんばっていきます!!