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【自転車x公共交通】サイクルトレイン・バスの手引きを国交省が作成! まちの移動がもっと楽しくなる!

夜でもヒルタです。
私、晝田浩一郎は、自動車を所有していないため移動はもっぱら自転車か公共交通機関です。人吉市に行った時にもシェアサイクルがあったので活用していました。

国交省が「サイクルトレイン・サイクルバス導入の手引き〜国内外の参考事例集〜」を作成したニュースがありましたね! もっと移動が楽しくなりそう!

サイクルトレイン・サイクルバスってなんだ?

「サイクルトレイン」「サイクルバス」とは、自転車を解体せず、また「輪行袋」(解体した自転車をす べて覆うように入れる袋)に入れることなく、鉄道やバスの車内にそのまま持ち込む、あるいは車 外サイクルラックに搭載するなどして輸送する鉄道・バス及びそのサービスです。鉄道やバスなど の公共交通を自転車と組み合わせることにより、より行動範囲を拡大、あるいは公共交通の利用 の促進に資するものです。

国交省『サイクルトレイン・ サイクルバス導入の手引き ~国内外の参考事例集~』令和4年度版

自転車をそのまま電車やバスに乗せられるよ、ってことですね。

出典:国交省・手引

そのまま自転車いれる、って邪魔やん!って意見もあるとおもうんですが、これがなかなか良い効果を産んでいるって考え。どういうように取り組みをしているかの前例が横展開されるように、国土交通省は、自転車をそのまま車両内に持ち込める「サイクルトレイン」と「サイクルバス」の導入促進に向けて手引を作成、鉄道やバス事業者、そして沿線自治体に向けて公開しました。

自転車x公共交通の可能性

国交省『サイクルトレイン・サイクルバス導入の手引 概要版』

この取り組みは、日本の「自転車活用推進計画」の一環として、自転車と公共交通の連携を深めることを目指しています。これにより、地元住民は日常の移動範囲を広げ、また観光客は新たな観光体験を得ることが可能となります。

一方、自治体や事業者にとっては、新たな設備の整備や運行計画の策定など、新たな取り組みを成功させるための課題も生じます。しかし、これらの課題を乗り越えることで、公共交通と自転車の組み合わせは新たな価値を創造します。それは、地元住民の日常生活の便利さを向上させるだけでなく、観光客に対してもより多様で魅力的な体験を提供する可能性があります。

「サイクルトレイン」と「サイクルバス」の取り組みは、「サイクルツーリズム」―つまり自転車を用いた観光―との相乗効果を生み出します。公共交通を利用することで自転車の移動範囲が大幅に拡大し、サイクルツーリズムの魅力がさらに増すのです。

旅行者は自転車を持ち込むことなく、遠方の観光地を訪れることができます。また、地元のサイクルツーリズム産業も、新たな市場となる観光客を獲得する機会を得ます。地元の自転車レンタル業者やカフェ、レストラン、宿泊施設などが新たな顧客を獲得することは、地元経済の活性化につながります。

自転車だからこそ見える景色を

自転車だと風を感じられ、クルマだと見過ごしてしまうような景色に出会えます。ちょっとした小道もサクッと入っていけますからね、自転車。だからこそ、楽しい。

そして何より、自転車と公共交通の組み合わせは、環境にやさしい持続可能な観光スタイルを推進します。自転車は排気ガスを出さないエコフレンドリーな移動手段であり、公共交通は多くの人々を効率的に移動させることが可能です。これらを組み合わせることで、CO2排出量を抑えつつ、観光体験を最大化することが可能となります。

具体的な成果や導入事例

群馬県の上毛電鉄はサイクルトレインを導入した2003年以降、自転車持ち込み者が年々増え、2020年は年間4万人以上に上ったと報告しています。地元住民の日常利用だけでなく、観光利用にも広がっていることがわかります。

島根県の一畑電車は駅構内にレンタサイクルや荷物託送サービスを設け、自転車を用いた観光を容易にしました。

北海道の宗谷バスは一般的な路線バスを改造し、後部座席スペースに自転車10台を収納できるサイクルラックを設置。

これらの事例から、自転車と公共交通の組み合わせが新たな旅行スタイルを生み出し、地元の人々や観光客に喜ばれていることがわかります。

どんどんと活用が広がることで、生活の可能性も広がる

自転車と公共交通の融合は、新たな旅行体験を提供するとともに、地域の経済活性化に寄与します。また、環境にやさしい持続可能な観光スタイルを推進し、自転車文化の普及に寄与します。この取り組みが全国に広がることで、自転車の持つ魅力と可能性がより多くの人々に認識され、自転車文化が日本全国に広がることを期待しています。

今後のサイクルトレインやサイクルバスが広がることで、もっと楽しい旅を、もっと新しい感動を得られるようになりますね!

国交省の資料リンク

▼国交省
【サイクルトレイン・サイクルバス】

サイクルトレイン・サイクルバスとは、自転車を解体せず、そのまま車内又は車外サイクルラックに搭載し、輸送する鉄道・バス

国交省:Webサイト

▼サイクルトレイン・サイクルバス導入の手引き~国内外の参考事例集~

欧州をはじめとした諸外国においては、公共交通と自転車の連携は、輸送力拡大や利用圏域拡大などのメリットがあると考えられており、自転車をそのまま車内等に持ち込める運用(サイクルトレイン・サイクルバス)が、広く一般的になっています。
我が国においても、鉄道事業者やバス事業者が、沿線地域とも連携しながらサイクルトレインやサイクルバスの導入や拡大を検討していただけるように、その一助となる資料を作成しました。

国交省:Webサイト

【概要版】https://www.mlit.go.jp/road/bicycleuse/bikesonboard/pdf/gaiyo.pdf

【全体版】
https://www.mlit.go.jp/road/bicycleuse/bikesonboard/pdf/all.pdf

全体版の写真が「こんな方法があるのか…!」ってなるので、ざっと眺めてみるのおすすめ。

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