『揺れる夢』『配管工の夢』『物々交換の夢』『時間を巻き戻す夢』

夢を見た
明晰夢に似ている夢だった
たくさんの夢を見た


家が揺れてる ずっとずっと揺れてる
地震だろうか それにしては長いだろう
窓の外を見る 道路が川のようになっている
そうか そうか 私たちは家ごと流されているんだ


二人でテレビゲームをしている
有名な、配管工のあのゲーム
協力してマップのあちこちを駆け巡る
ギミックが解けたら嬉しいねって喜ぶ


テレビの企画か何かで、ヒントを元に街をブラブラ歩いていろいろなランドマーク、お店を見つけていく。
さらに、商品の支払いは物々交換。
花の種や豆みたいな物を使う。
食べ物はおいしいんだけど、飲食店が続くと苦しい……。
オブジェなどを見つけるミッションの時は、幾ばくか気楽。
最後に、一杯一万円のうどん屋さんに入る。
トッピングもつけちゃった。
今思うと、高いな……。
これも、小さな粒みたいな種を1円、大きな種を100円、……と数えて支払った。


夢の中で私は学生で 修学旅行のようなものに来ていた。
場所はサファリパーク、もしくはジュラシックパーク。
3人1組で車に乗って、運転手を兼ねたガイドさんに連れられていく。
クラスであまり会話はしない、けど仲が悪いってわけじゃない男子2人と班になっていた。

二人はバンドをやっていて、文化祭にCDを出すんだそう。
へえ、いいな、買いに行こう、と思ったとき。
ガイドさんの運転がとても荒くて、パークまでの間にある高速道路のような道で車体を壁にひどく擦り始めた。
くねくねした高速道路だから、曲がる度に壁にぶつかる。
そして勢いも落とさず、アクセルを踏み込みながらぶつかるもんだから、車体が跳ね上がってしまう。
やばい!!そう思ったときには手遅れで、一際大きく跳ねた車体が、頼りなく低い高速道路の壁を乗り越えてしまった。

あ、死ぬな……と思ったけれど、その瞬間にギュッと目をつむって時間を戻す。
夢だと意識していたわけではないので、明晰夢にはならないものの、この一瞬だけは「私が展開を操作できる世界」だとハッキリわかっていた気がする。
高速道路の前まで時間を戻して、そこからはとにかく慎重に、スピードを落としてくれるよう何度もお願いした。
似たような道で起きた事故を知っているから、本当に気をつけて欲しい……と。
最初は渋っていた相手も、最後にはちゃんと安全にゆっくりとした運転をしてくれた。

結果、無事に私たちはパークについた。
その後はあまり詳しく覚えていない。