無題

「 長くなっちゃったから、画像にしてしまおうと思ったのよ。
ロングスクリーンショットって言うやつらしいんだけど。
でもこれダメよ。
一文字一文字がギザギザして、とても人様に見せられたもんじゃないわよ。
こんな粗乱雑な駄文を、誰が最後まで解読できて?
……え?そんな言葉は存在しない?
やだあなた、野暮ね、存在しないものを存在させるのがあたしたちの役割じゃあないの。」

「まぁ、良いのよ、解読できなくとも。
誰もいない舞台で一人、お芝居しただけの話だもの。
あたしの呼吸がいっぺん止まって、気付けばまた酸素を取り込みはじめた、それだけのお話だもの。 」