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原作のこと

細かい字を読むのがつらいお年頃なので、話題の小説や漫画がテレビドラマや映画になるとありがたくて、楽しみに見ていました。

原作者さんが悲しく虚しくなるほどに原作と違ったニュアンスになっていることがあるなんて知りませんでした・・・
映像化までの定型作業の1つとして、原作と齟齬のないように、原作者さんが脚本をチェックして書き直すことも普通にあるだろうと思っていました。

何十年も前の小説が独自の脚色で描かれているのは見聞きすることもありましたが、まだ新しい、ましてや最終話を迎えていない物語が、作者の希望でもなく独自に脚色されることがあるなんて、考えてもみませんでした。

二次創作を楽しむ個人的な趣味ならいざ知らず・・・

確かに、原作を知っている作品が映像化された時に、内容が違うなぁと感じたこともありましたが、それは原作者も制作者側も完全一致の同意の上の脚色なのだと思いこんで見ていました。
(初めから「ドラマオリジナルストーリー」と謳っている場合もありますし・・・)

今回、著名な作家さんや漫画家さんも過去に悔しい思いをされていたことを知り、何も知らずに私はのほほんとドラマや映画を楽しんでいたわ・・・と、心がいたみました。

セリフが少し違うだけで全く違う性格に映ることもあり、原作で描きたかったことの本質と乖離してしまうこともあるでしょう・・・
面白い(良い)映像作品になれば結果オーライというばかりでは無いと思います。

うまく言葉で表現できませんが、今後の私が見るドラマや映画を決める基準のようなものが、今回新たにできました・・・

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