新卒で人材業界に入った場合のキャリアパス

前回、オープンチャットでのアンケートと企業分析AIを元に、
人材業界についての分析をしてきました。
前回記事


今日は人材業界に入社した場合の主なキャリアパスについて書いてみたいと思っています。


人材業界新卒入社、その後のキャリアパス


結論から言うと、次の4パターンになる事がほとんどです。

①.他業界の「営業」として転職
②.事業会社の「人事」として転職
③.人材業界内で転職
④.起業・独立

まず①について、
前回にも話したように、人材業界で身につくメジャーなスキルの一つは「営業力」ですので、他業界へ営業として転職するケースは結構あります。
転職先の業界専門知識を新たに覚える必要があるので、若いうち、20代での転職が望ましいでしょう。


次に、②事業会社の人事として転職するパターンもよくあります。「人材業界での仕事」と「人事の仕事」は、実は全然違ったりもするので、これも
転職するなら20代がおススメです。

ただしここで気を付けたいのは、「人事」というのはバックオフィス(非収益部門)です。
一般的に、フロント(収益部門)⇒バックは転職しやすくても、その逆は結構難しいんです。

つまり、「人事にはなりやすいが、その後、人事以外に転職しにくい」
という重要なポイントがあります。これ、意外と見落とされがち。さすがに人事の人はあまり言ってくれないですからねぇ。。
また、「人事」という職種は、一般的にはそんなに給与が高い職種ではない、
という点も注意が必要です。


③人材業界内での転職は言うまでもなくあり得る選択肢。


最後の④起業・独立ですが、実は結構あります。前回書いたように「参入障壁が比較的低い」業界なので、莫大な資金や投資が無くても一人立ちすることは可能です。もちろん成功を手にするのはその中でほんの一握りですが。


さて、こうやって整理してみると。

・人材業界は年収が高い業界ではない
・人事は年収が高い職種ではない
という点を踏まえると、

長期的に年収を上げていこうと思ったら、①「営業」としてのキャリアアップを図るか、④起業・独立して一発あてるか、
どちらかしかない。

と、いうことにお気づきかと思います。

新卒採用で人材業界に飛び込む場合は、目先の仕事内容だけでなく、
ここまでキャリアのイメージと覚悟を持った上で、飛び込むことをおススメします!!


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