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工学的手法による生物調査の書籍紹介(欲しい)

◎前書き

野生生物調査(猛禽類などのアンブレラ種)の手法について
どういう専門書がオススメでしょうか?
あまり野生生物調査のジャンルの専門書は少ないんですよね…
北海道の会社(EFP・エデュエンス・フィールド・プロダクション)のHPが大変参考になったので、いかに抜粋を掲載します。

◎行動圏の推定

a.カーネル法(Kernel method) フィックスト(固定)カーネル法とアダプティブ(変動)カーネル法がある。 固定カーネル法は現在、主流に利用されている行動圏推定法である。

b.最外郭法(Minimum convex polygon) 単純でわかりやすい推定法であるが、行動圏内に多くの未利用地を含む。

c.グリッド法(Grid method) モザイク状の景観に生息する動物の環境選択性の解明に有効。

d.調和平均法(Harmonic Mean method) 計算式に欠点があり、その使用には十分な注意が必要。

e.2変量正規楕円法(Bivariate normal ellipse) 得られた位置点が2変量正規分布している必要があるが、このような行動特性をもつ動物は稀。

f.クラスター法(Cluster method) コアエリアの推定に有利。

g.バッファ法(Buffer method) バッファ値で行動圏面積が大きく変動する。バッッファ値の決定には、生態学的根拠が必要。

現在主に利用されている推定法はa.またはb.である。
行動圏推定に必要な位置点数は行動圏推定法ごとに異なる。
各行動圏推定法は研究目的に応じて選択する必要がある。
また、今後より適した推定法が考案されると考えらる。

このような、カーネル法・グリッド法、さらにはラインセンサスや、赤外線カメラ設置方法など、まとまった知識を詳しく書籍で知りたいのですが、お勧めの参考書等あれば教えていただきたいです。

◎補足

※自分的に気になった工学的手法による生物調査の書籍:
カメラトラップによる野生生物調査入門: 調査設計と統計解析
野生生物の生息適地と分布モデリング: Rプログラムによる実践
Rによる地理空間データ解析入門
生態学のための階層モデリング: RとBUGSによる分布・個体数量・種の豊かさの統計解析
生物群集を理解する (シリーズ群集生態学)
海岸動物の生態学入門: ベントスの多様性に学ぶ
実践野生動物管理学
絶滅危惧種の生態工学: 生きものを絶滅から救う保全技術
都市で進化する生物たち: ❝ダーウィン❞が街にやってくる
森林と野生動物 (森林科学シリーズ 11)
野生動物と共存できるか―保全生態学入門 (岩波ジュニア新書)
生き物と向き合う仕事 (ちくまプリマー新書)
などなど。

※もちろん、生物分類技能検定の過去問ペーパーテスト・2級には取り組んでいます。

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