08MS小隊のMSのぎこちなさが素晴らしいという話


08MS小隊全部観た!!
面白かったんだけど、ガンダムの手触り感が主にめっちゃよくて、ヒューマンドラマ部分はまぁ安定って感じだったな。
いやーまさか、おれが完走するガンダムの最初が08MF小隊とはなー。

今後ガンダムを観るハードルがちょっと上がっちゃったな〜。
これ以上に手触り感の強いガンダムないわけでしょ?
通常の兵器と地続きにガンダムがあるってことをことさら強調しててガンダムガンダムしてない感じもいいし、MSの動きがどれもぎこちなくて遅いのもすげーいい。

ちゃんとガンダムという巨大な物体に振り回されてるというか、
そりゃアムロみたいな天才エリートは軽やかに動かせるだろうけど、あんだけ重くて複雑なものを操縦するのって絶対難しいし、振り回されたら中でシェイクするよなとか。

CGじゃないからガンダムの動きがどうしてもぎこちなく遅くなるというアニメの仕様を、「MFの操縦は難しく、操縦者のスキルが不足しているから」という文脈に落とし込んでるのがめちゃめちゃ好きだな。

惜しいのはアプサラス周りなんだよな。
アプサラスが異次元過ぎてあそこだけ"ガンダム"になったって感じ。
グフとの戦闘は本当に最高だった。
ガンダムやガンタンクの鈍重さが最高

ガンダムがちゃんとめっちゃ簡単に壊れるし、メンテしたり修理したりするのも油臭くていい。
こういうガンダムが観たかったんだなーおれは。

主人公が迂闊すぎるのとパッション一点突破すぎるのがなー。
相良宗介とまでは言わんが、もう少し頭使ってくれという気持ちがすごい。
あとアイナが思ったよりだったな。見た目は可愛いけど。
一番好きなキャラはカレンだった。

マジで自分の腕ちぎってぶん殴るところが最高だな

08MS小隊OPのセピアの写真のスライドショー部分がエモすぎて一生見てる
上手く言語化できないんだけど、カレンがハンモックで寝てるやつが一番エモい。

シローが08小隊にいたのは10月から12月の2か月だけなんだよな。
人生において2か月は一瞬なんだけど、その中の濃密な一期一会があれらの写真に納まってるというか。
08小隊のメンバーは自分の人生を振り返る度にこのことを思い出すんだろうなぁとか。
「エモい」って便利な言葉だ

MS、それもガンダムに乗ってるからエリートではあるんだろうけど、英雄ではない一兵士だから、その辺りもいいんだよな。


スペースコロニーで育ったから地球に来ると自然のにおいで気分が悪くなるってのは芸細だね

カレンがとてもいいなー。
この手のドカタ系女キャラって90年代特有だよな

シローはIQが80くらいしかないんだけど、それ故に表裏がないのが人心掌握に役立ってるよな。
あとはずば抜けた運の良さ

叫べばなんとかなる時代のアニメ


08MS小隊ラストリゾートのめちゃくちゃ気に入らない点見つけちゃったわ。
最後の最後にシローとアイリに出会うシーンの作画がクソ!!
ラストリゾートの中で一番大事なシーンといっても過言じゃないのになんで作画が崩壊するかね…!!!

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