シャーマキングを改めて読んで理解した設定

読み返して改めて分かったことをざーっと書いていく。

まず、シャーマンの強さとして巫力が語られるけど、 実際のシャーマンの強さってのは、どちらかといえば霊力の方が重要なんだよな。
巫力と霊力ってのは、要するにガソリンとエンジンみたいなもので、 霊力の高い霊を操るために、高い巫力が必要。という関係性であると。

これも当時小学生だった時はあんま理解してなかった。
というか、巫力ばっかフィーチャーされてて霊力に言及されてなさすぎる。
だからブロッケンは巫力は16万あるけど霊力が雑魚だったから、霊力も巫力も2000そこそこのホロホロに負ける。

霊についても、霊クラス、精霊クラス、天使クラス、神クラスと言われたりするけど、
実際には人間霊、動物霊、精霊の3種類で構成されており、 天使クラスや神クラスというのは、天使や神ではなく、
あくま精霊の中での上位の存在という意味で天使、神という言葉を便宜上使っている。
ここも誤解を生みやすい

んで持ち霊の霊力が数十万あり、それを安定して運用できる巫力が50万以上のシャーマンを、神クラスと呼んでいる。

で、巫力というのは何なのかというと、「心の強さ=魂の位の高さ」なんだよね
イメージ修行をしたり、迷いをなくすことによって心が強くなり、巫力が上がる。
超センジ略決は要するにそれらのやりかたをまとめた本なので、ハオ組は皆巫力が高い。
ふんばり温泉チームも最初はこちらで巫力を上げた

蓮は早々に「我不迷」とかやってるけど、実はそれはただの思考停止で、自分の可能性を閉ざしてしまい巫力の成長が止まる。
よって、巫力を上げるには、迷いをなくすことを迷いながら目指していかなければならない。
この辺もめちゃめちゃ仏教的でとても分かりにくい。

理論上は、誰でも無限に巫力を上げることができるハズ。
んで多分無限に巫力が上がった状態を「悟り」って言うハズ。

臨死体験をすることで巫力が上がる理由としては、 死んだら魂がGS内にある各々の地獄のコミューンに送られるんだけど、
そこでむき出しの魂と向き合い一つずつコミューンの階層を上げていくことで、 魂のレベルが上がる=巫力が上がる。

自分の魂と向き合えず、延々と今いるコミューンから抜け出せない魂も多数存在する。

ガンダーラはこちらの方式で巫力を上げている。
メイデンも自分を限りなく死に近づけるという意味で、近いといえば近いかな。
後半はみんなこっちで巫力を上げた。
ハオの巫力が飛びぬけて高いのは、転生するまでの計900年近く、GSの中で魂と向き合っていたから。

ICEMENのピノたちは本当に弱かったのか問題。
これは否。
地球最強の自然と戦ってきたピノたちは、元来のシャーマンとしてはかなり強い部類であって、 対自然と向き合うシャーマンとしては限界値近くを出していたと思う。
ただ彼らには自然と向き合ったプライドはあっても強い思想はなかった。

ハオの編み出した超センジ略決や、ガンダーラの編み出した臨死による強さの底上げなど、
人の手が生み出した陰陽術や魔術などとミックスさせると、掛け算方式で強くなる。
どれくらい違うかというと、過酷な自然オンリーのICEMENは巫力2000に対し、エベレスト×修験道の幹久は巫力10万 それくらい違う。

ざっとこんな感じか。 設定が奥深くて面白いんだけど、本っ当に様々なことに対して明言を避けていたりちょろ出ししかしてなかったりするから、小学生は分からんわこれは。

SOFが火だけではなく水や木にもなれたりする理由と、パッチの他の5大精霊の関係性も混同して分かりにくいし、 (SOFの変化は、ハオの陰陽道で後天的についた能力)
SOFが霊を食うのは、ハオの巫力とは関係なく、SOFが自身の霊力を高めるために食ってたとかも、読み返して初めて認識した


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