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【歌詞・和訳④】REMIND YOU / 小林未都

みなさんこんにちは。Hiruと申します。記事をご覧いただきありがとうございます。細々とした更新になりますが、頑張っていこうと思いますので、どうぞよろしくお付き合いください。今回も歌詞の和訳に挑戦していこうと思います!第4回となる今回は、『REMIND YOU』に挑戦していきたいと思います。

◆楽曲『REMIND YOU』について
この曲は、2011年11月に発売された『MOBILE SUIT GUNDAM UNICORN ORIGINAL SOUNDTRACK 2に収録されています。前回の『Next 2 U』に続いてアニメ『機動戦士ガンダムユニコーン』の楽曲から和訳に挑戦します。ガンダムUCを観始めて、サントラも聴きだして初めて聞いたボーカル曲がこの『REMIND YOU』だったと思います。それから澤野さんの楽曲をよく聞くようになっていったので、ガンダムUC自体を勧めてくれた友達には今でも感謝しかありません。コロナも続いてなかなか出かけられない状況も続いていますので、落ち着いたらまた会いに行こうと思います。
 ボーカルは小林美都(こばやし みか)さんです。このアルバムでもう1曲『EGO』という楽曲もボーカル曲として収録されています。こっちもまた好きな曲です!小林さんは、小柄な方にお見受けするのですが、力強い声で言葉を一つ一つ丁寧に歌っているような印象です。nZkのライブ映像等でしかお姿を拝見していないので、会場でのライブにまた行けるようになったら、会場でその歌声を体感したいです!

◆ガンダムUCと『REMIND YOU』 
『REMIND YOU』の歌詞には、機動戦士ガンダムUCの世界観がふんだんに反映されています。『Next 2 U』と同じですね。同じですが、雰囲気は全く違います。連邦と袖付きの抗争、その争いで死んでいくモビルスーツのパイロット、『機動戦士ガンダム』シリーズの宇宙世紀のような時代が来るのかは分かりませんが、連邦のため、ジオン再興のためという大義名分があってもMSに乗って敵と戦うというのは到底私には考えられないです。絶対逃げ出しますね(笑) 死ぬかもしれない状況に元気よく『行きまーす!』とはならないです。作中ではジオンによるコロニー落としで地球がとんでもないことになり、その腹いせ・復讐のために連邦は侵攻したジオンの街を蹂躙する。またその復讐で…とループしていくのです。そのような中での死生観のようなものが歌詞中には詰まっているような気がします。さて、それでは和訳に挑戦していきます。

◆その前に!
下書きを進めている途中で、『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』の公開が予定されていた7月23日を迎え、YouTubeの公式チャンネルに Tielleさんが歌う『REMIND YOU』が公開されました!!!!小林さんバージョン、Aimerさんバージョンとこれまでありましたが、Tielleさんバージョンも制作され、もう非常にうれしい限りです…!!!! ぜひ、チェックしてください!


『REMIND YOU / 小林美都』

Who passed away each one in the fight
There was no doubt we started for pride
And your grief stays too long
Then the war brings it worst
Tell me why? we're stuck in this deep black hole

Who passed away each one in the fight
戦いの中で散っていった誰もが

There was no doubt we started for pride
それぞれの誇りのために戦っていた

And your grief stays too long
それでも残された人々には失った悲しみだけがひどく残り続け

Then the war brings it worst
そして「戦争」はさらなる悲しみをもたらしていく

Tell me why? we're stuck in this deep black hole
誰か教えて?どうしたら私達はこの深い悲しみから抜け出せるの?

Count it from me
No one knows our day'll be
Don't be afraid everyone will reach for last
Nothing but without you I can not go on
Now I'm touching to the core of the light
Sharing with you for a while tiny moment
All I can give you for some help
Just reminds you

Count it from me
私から感じてほしい

No one knows our day'll be
先のことなんて誰にもわからない

Don't be afraid everyone will reach for last
怖がらないで、最期には必ず辿り着く場所がある

Nothing but without you I can not go on
あなたを置いて、先にいくことなんてできないけれど

Now I'm touching to the core of the light
この悲劇の中であなたの輝きに触れようとしている

Sharing with you for a while tiny moment
ほんの一瞬でも、またあなたと同じ時を分かち合いたい

All I can give you for some help
その為に私ができることは

Just reminds you
ただあなたを思い出すことだけ

1番の最初の部分です。この部分だけでももう歌詞の内容的に、
『REMIND YOU』という曲全体が表されているように思います。
訳の中では「Count it from me」の一文だけがどうしても適訳が思いつかずというところです。

Who passed away each one for the fight
There was no doubt we dreamt of the ride
And your grief stays too long
Then the war brings it worst
Now we searching for under the hope with you

Who passed away each one for the fight
戦いの為に散っていった誰もが

There was no doubt we dreamt of the ride
その戦闘機に夢を賭けていた

And your grief stays too long
それでも残された人々には失った悲しみだけがひどく残り続け

Then the war brings it worst
そして「戦争」はさらなる悲しみをもたらしていく

Now we searching for under the hope with you
今はあなたの魂と共に、希望を持って探し続けている

Count it from me
My heart beat get slower
Don't be surprise everyone will die at last
Nothing but without you I can not go on
Now I'm looking for the place to belong

Count it from me
私から感じてほしい

My heart beat get slower
心臓の鼓動は弱くなっているけれど

Don't be surprise everyone will die at last
驚くことはないさ、皆最期には死んでしまうのだから

Nothing but without you I can not go on
あなたを置いて、先にいくことなんてできない

Now I'm looking for the place to belong
私は今在るべき場所へと向かって進んでいる

最後の大サビの前までです。『UNICORN』の部分までですね。この後は『ON YOUR MARK』の部分となるのですが、最初聞いたときは一気に曲調が変わって感動したのを覚えています。こう繋げるのか…! という感じですね。
 2回目の「Count it from me...」まで訳してみて、「Count it from me...」以後のサビの歌詞は、戦いの中で命を落としたパイロットが、残された人へ伝えるメッセージになるんじゃないかと思いました。「everyone will reach for last」や「everyone will die at last」というのは、生きている人はなかなか使わないですよね。もう死んでしまったからこそ言える言葉のように思いました。
 「Nothing but without you I can not go on」は「あなたがいないと生きていけない」が適訳だとは思うのですが、「あなたを置いてはいけない」という解釈も自然にできると思いました。より自然なのは後者のほうだと思います。訳を進めていくにつれて、少しずつ自分の中でも解釈が広がっている感覚があります。

Into my brain
From top to the bottom all over my skin
All of me is lashed with high fever
Don't say just yes, Oh no matter what they have made up
All the things must fix them by yourself

Into my brain
僕の頭から

From top to the bottom all over my skin
全身と身体中の全ての肌に至るまで

All of me is lashed with high fever
僕の全てが、熱い気持ちに浮かされているのを感じる

Don't say just yes
簡単に認めたりしないで

Oh no matter what they have made up
過去から積み上げられたものが何だったとしても

All the things must fix them by yourself
全ては自分で正していかなくてはならない

Past to the present
Slave to the power
But is our bravely from desire
Quest for the future

Past to the present
過去から現在に至るまで

Slave to the power
力には抗えない

But is our 
『それでも』という言葉に

Bravely from desire
望みから来る勇敢さを託し

Quest for the future
未来を探し求めていく

 『ON YOUR MARK』に曲調が移った部分から、曲の最後までです。歌詞の内容も一気に変化しました。作中で大きなキーワードとなる『それでも』に、これまでの宇宙世紀で積み上げられた課題や遺恨を突き抜ける力を託しているような印象です。『ガンダムユニコーン』は初代『ガンダム』から17年後の宇宙世紀0096を舞台とした作品で、ニュータイプとは何か?という昔から何となく放置されていた疑問に一応の解決をさせているのですが、この後も『ガンダムNT』や『F91』、『Vガンダム』に代表されるように宇宙世紀の争乱は続いていきます。
 上記の作品の全てがニュータイプという概念を争乱の起点としているわけではないのですが、バナージやオードリーの活躍は宇宙世紀の争乱を終わらせる決定的な出来事にはならなかったと思うと、「ああ、、やっぱり何も変わらないんだな」と、ファンとして率直に残念に思わざるを得ません。結構頑張ってきてたんですけどね、2人とも。。
ただそれでも『ガンダムユニコーン』という作品は好きな作品です。今後も、様々な展開を期待しています。またその際には澤野さんの楽曲と一緒に楽しめることを期待しています!まずは公開延期となってしまった、『閃光のハサウェイ』からですね!公開を楽しみに待ちたいと思います。

今回は以上です! また次回もよろしくお願いいたします。

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