RTA in Japan 2020 ボランティア参加していました

 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
 さてさて、今回の記事は個人的見解にのみ基づいたものです。他の参加者の方々は勿論、公式の見解でもありません。ご理解ご協力のほどよろしくお願いします。

RTA in Japanとは

 RTA in Japan(RiJ)とは日本開催の最大規模RTA(海外だとSpeedrunという呼称がよく使われます)イベントです。
 公式HPがありますので、まずは一読していただければと思います。

 海外で開催されるGames Done Quick(GDQ)を参考にして開催されました。この部分が非常に重要です。GDQにはshowcaseというカテゴリが存在します。RTAではありません。今回の採用タイトルの"KORG Gadget for Nintendo Switch"はこれに限りなく近いものです。この記事ではこれだけ覚えて帰っていただければ筆者は満足です。

ボランティアへの応募動機

 元々ゲームが好きで、その上でゲームコミュニティを直接的に支えて貢献したいと考えたためです。RTAは完全に視聴者なのですが、だからこそできることがあるのではないかと常々思っておりました。
 こんなに堅そうな理由でなければ応募してはいけないのかとか、そんなことは全くありません。応募動機は聞かれません。気軽にいきましょう。

チャットモデレーターとは

 ざっくり言えばチャット欄の管理人です。どの配信サイトにも(要出典)存在します。Twitchではチャットでの表示名に剣マークが表示されている人です。特別なスキルは必要とされず誰にでもできるものです。

 このイベントでやることは主に3つです。

1.チャットの平和を守る
2.スケジュールの周知をする
3.走者の要望を周知をする

 以上です。簡単そうですね!

 実際はそんなことはありません。高速で流れる文字列をひたすら追いかけ引っかかるものがあっても反射では消さず一度考え、スケジュールに遅れが出ていれば押し進行(オシシンコー)である旨を都度チャットに流し、待機時間が長くなってしまい不満が増え始めたら調整中である旨を都度チャットに流し、裏では過激な発言をするユーザーについて共有し、など、など。
 それでも他3つのボランティアに比べたら簡単かもしれません。やらかしてしまった場合の影響は少ないですし、それに怯えての精神的負担も軽いものです。しかし肉体的負担はかなりのものです。割り当てをこなすだけでも眼精疲労を感じましたし、自主的に張り付こうとするとカロリーを消費します。
 RiJ2020におけるチャットモデレーターとはそういうものでした。

シフト

 12/28、12/29、12/30の早朝担当でした。
 シフトをこなすだけでは人手が足りないことは重々承知でしたので他の時間にもちょこちょこ張り付くようにしていました。既に書きましたがチャット欄の流れる速度はかなりのものです。Twitch上で適当なアーカイブを再生していただければわかるかと思いますが、1人が対応しているのでは確実に漏れが発生してしまうことは想像に難くないのではないのでしょうか。

 削除・BANの基準はモデレーター陣の中で共有されていますが、詳細な部分は個々人の判断に任されています。この辺は他の方の書いたレポートをお読みいただいた方がいいです。ここではイベントの途中でAutoModのフィルタリングを強くしたことだけ書いておきます。
 私が特に危険視していた内容は以下の2つです。
・伏せ字による削除回避 
 個人的な感覚では言い換えよりもいかんでしょ判定を出します。自動削除に引っかからないよう頑張っているなあという気持ちにはなりますが、では何故自動削除されるのかを考えていただきたいです。なお、言い換えはミーム化することがあります。あまり良くはないのですが今回は見逃しました。
 言い換え例)えろ→えど(江戸)
・走者や解説者への中傷
 直接的な加害を匂わせることはもちろん、長時間に渡り同じ内容の文句を言うことも含みます。これは本当に良くないと思います。私にはチャット欄で言う意義が感じられません。善意でそう言っているのなら別の然るべき場所でお伝えください。それができないのならばやめていただきたいです。

個人的なこと

 ここからは個人的見解が強化されます。もう一度言わせていただきますが、他の参加者の方々は勿論、公式の見解でもありません。ご理解ご協力のほどよろしくお願いします。

 視聴者のツイートで「モデレーターが怒ってるの見るの怖すぎてリアタイで見るのやめてしまった」というものがありました。これはもっともなことですね!モデレーターが攻撃的な発言を削除しているのだから、モデレーターが攻撃的な発言をすることは絶対にあってはならないです。とはいえ、どのラインが攻撃的な発言に入るのかは人それぞれです。また、同権限のチャットは削除できません。自分たちが削除する対象への認識と同時に発言できる範囲への認識も共有していければ改善されるかなと考えています。まあ次回も選考通過するかは分かりませんが。

 チャット欄が走者や解説者にミームを強制するような流れについては疑問視しています。無敵時間さんやPrime Gamingについて宣伝する流れのことです。勿論それ自体は素晴らしいことですよ。ですがノルマ化の空気を作ってしまうのはいかがなものかと思います。私は宣伝は自由意志で行われるから機能するものだと思っておりますのでね。
 というわけで宣伝です。せっかくですので無敵時間さんの通常商品もご確認ください。思わぬ出会いがあるかも?また、Prime Gamingは無料でゲームを入手できます。コントローラーがあるならぜひ。

 チャット欄で発生しそこから出て行かないミームについては否定的ではないです。チャンネルのスタンプにもそのようなものがいくつかありますので。wiki貼りも過度なものでなければ歓迎しています。それしかしないのはどうかと思いますが、過度でなければいいんです。問題はこの過度というのはどこがラインなのかという部分です。個人の感覚を統一できるのかどうかは今後考えていきます。まあ次回も選考通過するかは分かりませんが。個人的には[1]とか残っているのを見るとまんますぎて悲しくなるのでそのくらいは編集してくださいという感じです。細やかな編集がwiki貼りの品格を高めるかもしれません。

 この項の終わりに。いかなるライブ配信においても変わらないことがあります。チャット欄に様々な人がいるように、チャットに参加しない視聴者にも様々な人がいます。チャットを打つということは画面に映るということです。私は全てのチャットへの参加者にこのことを理解していただきたいです。
 あなたのチャットはアーカイブに残ります。配信者がチャットを画面に映す設定にしている場合、絶対に消えません。どうか忘れないでくださいね。

終わりに

ともあれイベントが無事終わってよかったです。
次回はオフライン開催できることを祈りつつ、筆を置きます。

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