ビジネス系の記事をnoteに掲載してるのに本当は働いたことのない子供部屋おじさんだった件

「柳町さん、今日はよろしくお願いします」
「はい、よろしくでーす」
「柳町さんとはもともと面識がなかったんですが、最近スタートアップ企業の若い経営者さんにお話を伺う中で、柳町さんの記事をきっかけにしたり影響を受けたっていう方がたくさんいらっしゃったんですね。じゃあ直接聞いてみようということになりまして今回の企画になりました。そもそもネット上でそういった発信をするきっかけって何だったんですか?」
「そうですね、大学を出て働きたくないなっていうのがまずあったんですね」
「えっ!意外ですね。柳町さんもそんな時が」
「ありますよ~、その辺にいる若者と変わりませんから」
「でもnoteの記事では今の時代には珍しい若者を鼓舞するマッチョな記事でたびたび炎上してますよね?」
「まあ、僕も求められるままに書いてしまっているところもあるんで反省はしているんですけどね」
「で、大学を出た後、ご自身で起業されたと」
「いや、してません。両親もうるさいんでイベントとかライブの単発バイトをしてましたね。即日払いが好きだったんで」
「なるほど、そこで資金を集めて・・・」
「いや、そのバイトも長くは続かないんで。もともとブログやなんかでビジネス系の記事を読んだりするのが好きだったんで、俺にも書けるかなってやり始めた感じです」
「はあ・・・それでまあ、起業を・・・」
「いや、起業はしてませんって。リスクを背負うの嫌なんですよ、実家に住んでますし」
「柳町さんは一度も起業せずにスタートアップを促す記事を書いているということですか」
「そうですね。やっぱりそういうのってワクワクさせてくれますし、甲斐性のない自分に幻想を与えてくれるじゃないですか?」
「これからの目標は?」
「親元でタダ飯食うのが一番ですね、それだけです」
「・・・・・・」