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社会的排除

独紙
「日本の多くの人は、実は集団社会のためになる営みのみに関心があり、社会的な議論、マイノリティなどには関心がない。そのため、人と違ったり、成功できなかったり、ルールやヒエラルキーに適応できない人はこのシステムのなかでは急速に、かなり孤独な状態に陥ってしまう。
そして、政治もこの問題の解決のためにほとんど動いていない。自民党が率いる与党は伝統的に、社会問題や分断をほとんど気にかけていない。そのため、社会的な冷たさが生じ、生きる意味を見失ってしまう人が少なからず出てくるし、そのなかから危険な思想を持つ人が出てくることもある。政府は安倍元首相の殺害を機に「自国民のことを省みる」べきだ」


同感です。日本社会の「社会的排除」は、古くは障害者・高齢者から始まり、今はニート・引きこもり・不登校など若年層へと大きく広がっています。コロナによる個人の孤立化でこの分断は更に深まってしまいました。

社会を早急に「包摂」の方に舵切りしていかないと、日本社会の「孤立」は本当に危険なレベルにまで達してしまうと思います。



夕張に育ててもらった医師・医療経済ジャーナリスト。元夕張市立診療所院長として財政破綻・病院閉鎖の前後の夕張を研究。医局所属経験無し。医療は貧富の差なく誰にでも公平に提供されるべき「社会的共通資本」である!が信念なので基本的に情報は無償提供します。(サポートは大歓迎!^^)