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「医療全体主義」



「お国のために死んで来い」が全体主義なら
「集団免疫のために子供も大人も全員も打て」も全体主義。

メディアが煽り、国民が熱狂し、【空気】が醸成され、国家権力が動く。

「全体の利益のためなんだから多少の犠牲は目をつぶれ」

そんな国全体の空気に個人が抵抗できるはずもない。

やがて犠牲は甚大になり全体の利益を大きく損なうことに…

しかし、国民が「莫大な犠牲」の事実を知ることは決してしない。
実行主体の国家権力も、国民を煽ったメディアも、立場上国民には知らせることは出来ない。

国民の誰も真実を知らないまま、国家の破滅まで誰も立ち止まれない。それが全体主義の大きな特徴なのだ。

なお破滅後、国民は自分たちが熱狂したことも忘れてシレッと「アイツらが暴走したせいだ!」と誰かを吊るし上げ責任を押し付けるのが常なのですが、かつてそれは「軍部」であり、今回は「医クラ」ということになりそうです。




夕張に育ててもらった医師・医療経済ジャーナリスト。元夕張市立診療所院長として財政破綻・病院閉鎖の前後の夕張を研究。医局所属経験無し。医療は貧富の差なく誰にでも公平に提供されるべき「社会的共通資本」である!が信念なので基本的に情報は無償提供します。(サポートは大歓迎!^^)