BMJスゲー

英テレグラフ紙が報じた世界の超過死亡激増ニュース。 元ネタはBMJという有名医学誌に載った論文です。 ↓ https://bmjpublichealth.bmj.com/content/2/1/e000282…

簡単に言うと以下。

西側諸国47か国における超過死亡者数を調査したところ、

・20年は多くの国でロックダウンが実施されたものの1,033,122人の超過死亡(Pスコア11.4%)が記録された。
・21年はロックダウンとコロナワクチンの両方が行われたが、過去最高の1,256,942人の超過死亡(Pスコア13.8%)となった。
・22年にほとんどのロックダウンが解除されたがコロナワクチン接種は継続された。超過死亡は依然808,392人(Pスコア8.8%)に上った。

(結論) ロックダウンとCOVID-19ワクチンの実施にもかかわらず、西側諸国では3年連続で超過死亡率が高いままである。 これは深刻な懸念を引き起こしている。 政府の指導者と政策立案者は、持続的な超過死亡の根本的な原因を徹底的に調査する必要がある。

以下、個人的考察。

・こんなすごい論文を製薬会社への忖度なしに掲載したBMJスゲー。NEJMも見習え。

・当たり前だけど、この論文の予想死亡数のベースラインは2015年から2019年まで(コロナ前)の国の過去の死亡データから算出。日本の感染研はコロナ後の著増した死亡数を不自然に使用し、わざと予測値を瀑上げ…結果、超過死亡は消えてしまった。NHKも感染研もそう言うので、日本では「超過死亡はない」ことになっている。あほらし。感染研も見習え。

以上。

夕張に育ててもらった医師・医療経済ジャーナリスト。元夕張市立診療所院長として財政破綻・病院閉鎖の前後の夕張を研究。医局所属経験無し。医療は貧富の差なく誰にでも公平に提供されるべき「社会的共通資本」である!が信念なので基本的に情報は無償提供します。(サポートは大歓迎!^^)